5G RedCap対応USBドングル「UNX-35GL」の販売開始
株式会社ネクスは、次世代通信技術に応える新製品、5G RedCap対応のUSBドングル「UNX-35GL」を2026年1月より販売することを発表しました。この製品は、IoT機器や医療機器など、さまざまな分野での利用が期待されており、通信の低遅延性や同時接続能力の向上が求められています。
背景
近年、IoT機器や産業用デバイスの普及が急速に進み、これに伴い5Gネットワークへの期待が高まっています。5Gは、より高速で大容量のデータ通信が可能で、さまざまな分野で新たなビジネスのチャンスを創出する可能性があります。しかし、従来の5G通信モジュールは消費電力やコストの面で課題があり、小型IoT機器への適用が難しい状況でした。
新製品の特長
「UNX-35GL」は、これらの課題を克服するために設計され、5Gの特性を保持しながら、低消費電力化とコスト削減を実現しています。具体的な特長は以下の通りです。
1. 小型・低消費電力化
5G RedCapに対応したこのUSBドングルは、従来の5Gモジュールと比較して大幅な省電力・小型化を達成しています。特に、IoT機器においては電力供給が大きな課題であるため、低消費電力化は利点となります。
2. 有線LANポートの標準搭載
IoT機器や組み込みシステムのニーズに応えるため、有線LANポートを標準装備しています。これにより、各種デバイスとの接続が非常にスムーズになります。
3. Dual SIMサポート
ルーターモードではSIMの切替設定が可能で、ネットワークの冗長化やコストの最適化をサポートします。ただし、同時に2枚のSIMを使用することはできません。
4. 国際ローミング対応
国内の主要4キャリアの周波数に対応し、ローカル5GやプライベートLTE、sXGPにも対応。国際的にも使える周波数と認証を取得しており、グローバルな利用が可能です。
5. 多様な接続モード
モデムモード、ルーターモード、ブリッジ接続モードの3種類に対応し、柔軟なネットワーク構築を実現します。また、USB Type-Aのほかに電源専用のType-Cポートも利用可能で、様々な接続パターンに対応しています。
利用シーン
この製品は、特に4G LTEでの利用が遅れている領域や、低遅延かつ他接続が必須なウェアラブルデバイスや産業用IoTなどの新しい分野での活用が具体的に期待されています。
出荷スケジュール
「UNX-35GL」の出荷は2026年1月から順次始まります。ご注文は随時受け付けており、詳しい納期についてはお問い合わせをお願いします。
まとめ
5G RedCapに対応した「UNX-35GL」の発売は、当社のIoT事業をさらに強化し、産業分野や医療分野における5G活用の加速を期待される重要なステップです。今後もネクスは、次世代通信技術の進化に伴い、より多くの分野にこの技術を展開し、社会実装に貢献していく所存です。
【株式会社ネクス】
代表取締役社長 大内 英史
花巻本社:岩手県花巻市椚ノ目第2地割 32 番地1
東京本社:東京都港区南青山 5-13-3 KDX南青山ビル3F
ホームページ
【お問い合わせ先】
株式会社ネクス
営業部TEL:03-5766-9872
Mail:
[email protected]