足立区に誕生した新たな紹介制Bar「Gachi Adachi Club」
2023年6月20日、東京都足立区北千住駅近くに、新たな紹介制Bar「Gachi Adachi Club」(ガチアダチクラブ)がオープンしました。このお店は、僧侶でありながらオーナーを務める大島俊映氏が立ち上げたもので、地域の挑戦者と応援者がつながるコミュニティの拠点を目指しております。
地域メディア運営から生まれたアイデア
「Gachi Adachi Club」は、地域メディア「トネリライナーノーツ」を運営する一般社団法人The 12th Playerによって開店されました。同団体は、足立区の空き家問題や地域活性化に取り組んでおり、この新しいBarもその一環として誕生したものです。実際、足立成和信用金庫と国土交通省の支援を得て設立された「千住まちづくりファンド」の第2号案件として、複合施設「F full」の一部となっています。
社会貢献を目指す新たなプロジェクト
「Gachi Adachi Club」では、特に注目すべき点として「ガチアダチメグル」というプロジェクトが進行中です。この取り組みでは、来店するゲスト一人につき500円が地域の子どもたちを支援する団体に寄付されるというものです。例えば、7月には足立区の子ども食堂「たべるば」に対して90,500円の寄付が実施され、8月にはキッズパフォーマンス集団「ほしかぜ」が対象となる予定です。
地元の団体への支援
地域メディア運営によって顕在化した地域の子ども団体が抱える課題、それは「資金の確保」と「認知の拡大」です。特に、助成金を求めて行政に依存することが多い小規模団体にとっては、安定した資金援助が必要不可欠。そんな中、「Gachi Adachi Club」はその営業を通じて、数万円から十数万円規模の資金援助を提供し、地域の活動の認知を高めることを目指しています。
倫理観と趣旨を大切に運営
「Gachi Adachi Club」のもう一つの特長は、非公開の住所と紹介制である点です。これは、集まる人々の多様性や質を確保するための工夫であり、訪れるゲスト同士がより良い交流を持てる環境を作り出しています。また、店内は心地よい雰囲気に包まれており、地域の人々や観光客がリラックスできる場所となっています。
ここでの飲食は、ただのエンターテイメントとは異なる意味を持ちます。訪れることで、地域の子どもたちの未来に直接寄与できる機会を提供しており、その一杯が地域社会全体を支えることになるのです。
まとめ
「Gachi Adachi Club」は、地域の問題解決と活性化を目指す新しい試みです。足立区の空き家問題解消を背景に誕生したこのBarは、地域コミュニティをつなげる場所であると同時に、地域の子どもたちへの支援を実現する場ともなっています。興味を持たれた方はぜひ、訪問してみてはいかがでしょうか。営業時間は18:00〜22:00(ラストオーダー)で、水曜日が定休日ですが、営業している場合もあるので、詳細は公式に確認することをお勧めします。