古民家再生プロジェクト「DEN」が大阪・梅田に誕生!
大阪市北区豊崎に位置する古民家宿ブランド「DEN」が、2023年に始動しました。このプロジェクトは、一般社団法人全国古民家再生協会と循環型建築ネットワークが連携して進めるもので、彼らは2030年までに全国で200棟の古民家宿をネットワーク化することを目指しています。
「DEN 梅田 豊崎長屋 吉田邸」の魅力
「DEN」の第一号施設である「DEN 梅田 豊崎長屋 吉田邸」は、大阪・梅田駅から徒歩圏内という利便性を持ちながら、昔ながらの街並みが残る豊崎エリアにあります。ここでは、古民家を単に保存するのではなく、宿泊施設として再生・活用することに焦点を当てています。このモデルは、次の世代へ文化を継承する新たな方法として注目されています。
都市部の古民家が直面する課題
最近、全国規模で空き家問題が深刻化している中、都市部の古民家には特有の課題があります。特に、相続が発生することで多くの土地が売却に至っています。所有者は「残したい」という思いを持っていても、高い相続税や維持管理の負担から解体や売却を選ぶことが多いのです。このような状況に対抗する形で「DEN」プロジェクトは、「壊さず、活かす」という理念のもと、古民家を収益性のある宿泊施設へと再生し、建物の保存と事業性を両立させるための取り組みを進めています。
約5年をかけた豊崎長屋の再生
「DEN」の根幹をなす豊崎長屋プロジェクトは、所有者から寄せられた「この建物を次世代へ残したい」という相談からスタートしました。再開発が進む梅田エリアに隣接しながら、古い街並みや地域のコミュニティを大切にする豊崎エリアで、関係者が約5年もの歳月をかけて再生事業を行ってきました。現在は、茜(AKANE)、薫(SUMIRE)、翠(MIDORI)、天(TEN)の4棟が宿泊施設として運営されており、国内外の旅行者が地域の日常や文化を体験するための拠点となっています。
新しい観光のかたち
「DEN」は単なる宿泊施設ではありません。宿泊者は施設から出て近隣の飲食店や商店街を訪れ、地域住民との直接的な交流を楽しむことができます。この新しいスタイルの宿泊は、地域への来訪者の増加や商店街、飲食店への経済効果、景観・文化の継承、空き家問題の解決といった好循環を生み出すことを目指しています。この取り組みは、日本各地で増えている空き家・古民家の活用の新たなモデルケースとして期待されています。
2030年までに全国200棟を目指すDENのビジョン
「DEN」は各古民家に地域特有の「地域名+建物由来」の付加価値を与え、一つのブランドとして全国の古民家宿をつなぎます。2023年からはAirbnbとの連携を通じて、日本の各地での古民家宿活用プロジェクトを進め、現在約30棟の参画が進んでいます。最終的には2030年までに200棟の古民家宿ネットワークを形成し、日本の古民家が当たり前に受け継がれる社会の実現を目指しています。
プロジェクト代表からのメッセージ
古民家はただの古い建物ではなく、その地域で営まれてきた暮らしの記憶であり、職人技、地域の物語そのものです。私たちは古民家を単に守るのではなく、活かして未来へつなぐ仕組みを全国に広げていく所存です。目指すのは「古民家が地域の誇りとして受け継がれる社会」です。
お問い合わせ先
【施設名】DEN 梅田 豊崎長屋 吉田邸
【所在地】大阪府大阪市北区豊崎エリア
【客室数】4棟(茜・薫・翠・天)
【アクセス】大阪・梅田駅徒歩圏内
【事業内容】古民家再生宿泊事業・地域活性化事業
詳しくは以下のリンクをチェックしてください。
DEN 梅田 豊崎長屋 吉田邸