国立劇場おきなわ 10月の公演情報
国立劇場おきなわでは、10月の公演シーズンにさまざまな伝統芸能イベントを予定しています。特に、定番となっている組踊公演や文化庁芸術祭をはじめ、特設イベントも充実しています。これらの公演に足を運び、沖縄の深い文化に触れてみてはいかがでしょうか。
注目の組踊「手水の縁」
10月5日(土)に上演される組踊「手水の縁」では、山戸と玉津の複雑な恋模様が描かれます。この作品は恋愛が禁じられていた時代の純愛を中心に据えており、感情豊かな歌詞や音楽が観客を惹きつけます。出演者として、田口博章が山戸役、宮城茂雄が玉津役をそれぞれ演じ、二人の迫真の演技に期待が高まります。
公演詳細
- - 日時: 10月5日(土)14時開演
- - 会場: 国立劇場おきなわ大劇場
- - リンク: 公演情報
文化庁芸術祭主催公演
10月20日(日)には「アジア・太平洋地域の芸能」がテーマの特別公演が行なわれます。この中では、ユネスコに登録されている韓国の梵唄や、日本の語りの魅力を体感できる内容となっています。
本公演では、ひとみ座乙女文楽による「傾城阿波鳴門」のほか、唯一の人間国宝である奥村旭翠による筑前琵琶の演奏もあり、貴重な機会です。
公演詳細
- - 日時: 10月20日(日)14時開演
- - 会場: 国立劇場おきなわ大劇場
- - リンク: 公演情報
琉球歴史文化の日記念イベント
平日には、琉球歴史文化の日を記念したイベントも開催されます。10月30日(水)から11月2日(土)にかけて、組踊「万歳敵討」が上演され、観劇が無料となる貴重な機会となります。ただし、全席指定のため事前の予約が必要です。
また、平日公演は小中高校生を対象にしていますので、席が限られている点も注意が必要です。これに先立って、各日程の残席状況を確認しておくと良いでしょう。
公演詳細
- - 日時: 10月30日(水)~11月1日(金)10時30分開演・14時開演
- - 会場: 国立劇場おきなわ大劇場
- - リンク: 公演情報
組踊ワークショップも開催
土曜日の公演には琉球舞踊も加わり、より充実した内容で観客を迎えます。イヤホンガイドも無料で貸出し、外国語対応も充実しています。特に英語、中国語、韓国語でのガイドも用意されており、海外からの訪問者にも安心です。また、組踊のワークショップがあり、実演家の稽古環境を体験できる貴重なチャンスです。
公演詳細
- - 日時: 11月2日(土)14時開演
- - 会場: 国立劇場おきなわ大劇場
- - リンク: 公演情報
伝統芸能を間近で体験し、心に残る秋のひとときをお過ごしください。