新型コロナ簡易検査
2020-02-28 12:01:00

新型コロナ検査を身近に、安心の使い切りキット開発が進行中

株式会社ビズジーンが新型コロナウイルス感染症の早期発見を目指して、使い切りタイプの簡易検査キットの開発に取り組んでいます。今後の医療の現場に新しい風を吹き込む可能性を秘めたこのプロジェクトは、特許技術を活用しており、すでに遺伝子捕獲用試薬の製作が完了しています。次のステップとして抗体試薬の制作に入る予定で、順調に進めば4月中にはプロトタイプが完成する見込みです。

新型コロナウイルスに対するPCR検査は、数が限られているため、感染拡大の抑制が困難な現状があります。しかし、ビズジーンが提供するこの簡易検査キットを使用すれば、わずか15分で感染の有無をチェック可能になります。この手軽さにより、地方の診療所でも迅速な感染検査が実施できるようになり、高齢者や医療従事者の感染リスクを軽減し、早期治療につなげる期待が寄せられています。

現在、他の企業でも新たな検査機器の開発が行われていますが、その多くは高額な専用機器の購入が求められるため、ビズジーンの製品は全く異なるアプローチを取っています。簡単に使えて、検査後は廃棄できる「使い切り」タイプのキットを採用しているため、医療現場の負荷を軽減することができます。検査プロセスについての詳細は、専用の動画も用意されています。

ビズジーンの簡易検査キットの開発を支えるため、クラウドファンディングプラットフォーム「READYFOR」を通じて資金を募っています。集まった資金は、プロトタイプの開発費用として使われ、目標金額の300万円に達した場合のみ、実行者が支援金を受け取る形になります。支援者には、サンクスメールや報告書などがリターンされ、3000円から100万円までの10段階の支援コースが用意されています。今回のプロジェクトを応援したい方は、「新型コロナウイルス:使い切りの簡易検査キット開発への一歩を」というタイトルのプロジェクトページをご覧ください。公開期間は2020年2月28日から4月17日までです。

ビズジーンは、2018年に大阪大学産業科学研究所の研究成果を実用化するために設立されたスタートアップ企業であり、その技術はウイルス遺伝子の迅速診断に特化しています。CEOの開發邦宏は、大阪大学や国立感染症研究所などとの共同研究を通じて得た知見を基に、遺伝子情報を可視化し人々の生活をより良くする技術とサービスの提供を目指しています。

一方、READYFOR株式会社は国内最大級のクラウドファンディングサービスを運営しており、これまでに多くのプロジェクトを成功に導いています。ビズジーンの新型コロナウイルス検査キットの開発を通じて、より多くの人が安心して暮らせる未来が訪れることを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社ビズジーン
住所
大阪府茨木市美穂ケ丘8-1大阪大学産業科学研究所OI-104
電話番号

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