日立「白くまくん」が省エネ大賞受賞！その技術とは？

日立ルームエアコン「白くまくん」が栄誉の受賞

日立の人気ルームエアコン「白くまくん」プレミアムXシリーズが、2025年度の省エネ大賞において、製品・ビジネスモデル部門の最高賞である「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。この受賞は、空調業界における画期的な技術革新に対する評価と言えるでしょう。

「白くまくん」の魅力的な技術

受賞した「白くまくん」は、その省エネ性だけでなく、快適性を両立させる運転制御が特徴です。具体的には、住宅の断熱性能や部屋の状況に応じて、節電と快適性を自動で管理する「LAB制御」が大きなポイントです。この技術により、運転状況に応じて圧縮機の出力を微調整し、無駄なエネルギーを削減します。

LAB制御のメリット

従来のエアコンでは、設定温度に達すると圧縮機を停止し、温度が下がると再び稼働するため、室温が一定しないため不快に感じることがありました。しかし、「LAB制御」では、環境に応じて運転を調整することで、安定した室温を維持しやすくなっています。これにより、室温が設定温度に達した際には圧縮機を低出力に切り替え、運転が続けられます。これが快適性と省エネを両立させる秘訣です。

さらに、このエアコンは「室内熱交換器凍結洗浄」「室外熱交換器凍結洗浄」「ファンお掃除ロボ」という三つの自動洗浄機能も搭載されています。これにより、メンテナンスの手間を減らし、常に高い省エネ性能を維持できるのです。

表彰と展示の予定

「省エネ大賞」の表彰式は、2026年1月28日に東京ビッグサイトで開催される予定です。また、同会場で行われる「ENEX2026 第50回地球環境とエネルギーの調和展」にもパネル展示として登場します。この展示は、エアコンの持つ技術の革新性を広く紹介する機会となるでしょう。

ボッシュホームコンフォートジャパンの挑戦

今回の受賞を果たしたボッシュホームコンフォートジャパンは、世界中で住宅や商業用の空調システムを提供する企業であり、今回の技術革新はその努力の成果の一つです。ボッシュは、2025年8月に日立との合弁会社を設立し、強固な市場プレゼンスを確立。今後も競争力のある製品を通じて、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。

エネルギー消費の効率化が求められる現代において、「白くまくん」の技術はまさに時代のニーズに応えるものでしょう。これからの季節、快適な住環境を求める方にとって、選択肢に加える価値がある商品と言えそうです。ぜひ、注目してみてはいかがでしょうか。