Wasabiテクノロジーズ、黒田和国氏が日本法人代表に就任
ボストンを本拠地とするクラウドストレージ企業、Wasabiテクノロジーズが新たに黒田和国氏を日本法人、Wasabiテクノロジーズジャパン合同会社の代表執行役員社長に任命した。この発表は、ホットクラウドストレージサービスの提供を拡大し、アジア市場への進出の一環として行われたものである。
黒田氏の経歴
黒田氏は、幅広い経験と豊富な知識を持ち、以前は日本オラクル株式会社で通信事業統括本部の事業統括本部長を務めるなど、実績を残してきた。また、128 Technologyではアジア太平洋地域のマネージングディレクターとして、日本法人の代表執行役員社長も兼務していた。ジュニパーネットワークスでは、同社のアジア太平洋地域事業統括本部長を任されるなど、通信業界での経験を積んできた。
黒田氏は2021年2月からWasabiテクノロジーズのアジアパシフィック(APAC)地域の事業副社長として、地域全体のビジネスを指揮してきた。今回の代表就任により、さらなる戦略的な展開が期待されている。
Wasabiテクノロジーズとは
Wasabiテクノロジーズは、企業向けにシンプルで予測可能、しかも手頃な価格でHotクラウドストレージを提供する企業で、データの保存とアクセスに関する新しいスタンダードを打ち立てている。クラウドの利用に伴う複雑な階層システムや高額なデータ転送料を排除し、利用者に取って負担の少ない環境を実現している。
特に、Wasabiのストレージサービスは、競合他社の約5分の1のコストで無制限にデータを保存でき、即座にアクセス可能であることが魅力だ。世界中の数万の顧客からの信頼を受け、急速に成長している企業として認識されている。
Wasabiテクノロジーズは、クラウドストレージ業界において革新と成長を追求し続けており、同社のサービスは、多くの企業にとって費用対効果の高い選択肢として位置づけられている。特に、Carboniteの共同創設者であるDavid Friend氏とJeff Flowers氏によって設立された会社であり、その技術力は業界内で高く評価されている。
経済と技術の相乗効果
新たな体制のもと、黒田氏のリーダーシップによってWasabiは日本市場においても、さらなる成長を目指す意向だ。アジアパシフィック地域全体での事業運営を担うこととなり、日本市場だけでなく隣接する国々においても積極的に展開を進めていく。
黒田氏は、経済学の学士号に加えて、ペンシルバニア大学ウォートン校のエグゼクティブプログラムにも参加しており、経済やビジネスの分野においても優れた知識を有している。
今後のWasabiテクノロジーズの展開が期待される中、黒田氏の役割は非常に重要だ。彼の経験と見識が、Wasabiの成長戦略にどう寄与していくのか、今後の注目を集めている。
詳しい情報は、Wasabiに関する日本語サイト(
https://wasabi.com/jp)で確認できる。