鹿児島県大崎町が提案する新しい循環型社会のデザイン
鹿児島県大崎町は、リサイクル率16回日本一を誇る町として、その実績をもとに「CIRCULAR VILLAGE DESIGNING」という実践型プログラムを2025年度から開始することを発表しました。このプログラムは、地域社会の循環型社会をデザインすることを目的としています。
プログラムの概要
このプログラムのスタートに向けて、2025年5月29日(木)に東京ミッドタウン八重洲のPOTLUCK YAESUでトークイベントを開催します。発表イベントでは、「地域×デザイン」や「循環×社会」といったテーマのもと、日本各地で地域づくりに挑戦しているクリエイターたちを招き、未来の地域づくりに役立つ視点を探ります。中でも後半では新プログラムの具体的な構想が発表されます。
地域におけるデザインの可能性
イベントの第一部では、実践者たちが登壇し、地域とクリエイティブの交差点における「デザインの本質」を考察します。具体的には、地域住民との関係を築くことがいかに重要であるか、また、成功と失敗の地域デザインの違いについても意見交換が行われます。地域の幸福をビジネスとどのように融合させることができるのか、様々な視点から探求する機会となります。
循環型社会の実現に向けた挑戦
第二部では、鹿児島県大崎町のサーキュラーヴィレッジが実現する新しい地域共創プログラムが紹介されます。大崎町は20年以上にわたって住民主体で循環型社会の実装を進めており、ユニ・チャームとの協力によって使用済み紙パンツのリサイクルに取り組む姿勢を示しています。このような事例から、企業の地域密着型の関係性がどのように進化していくのか、またデザインが果たす役割について深く掘り下げます。
参加者のコミュニティ形成
イベント終了後には、参加者同士がネットワーキングを行い、新たなコラボレーションの機会を生み出すことも目指しています。これにより、地域、企業、クリエイターのつながりがさらに強化され、相互にインスピレーションを与え合う場となります。
参加申し込み方法
参加希望者は、イベントのウェブページから事前登録が必要です。定員に限りがあるため、興味のある方は早めに申し込むことをお勧めします。参加者には、これからの地域づくりにおいて多くのヒントを得られる機会が提供されるでしょう。
大崎町の未来とビジョン
大崎町は「リサイクルの町から世界の未来をつくる町へ」というビジョンを掲げており、地域住民やクリエイターとともに持続可能な社会を作る活動に積極的に取り組んでいます。「CIRCULAR VILLAGE DESIGNING」は、地域の特性を生かした具体的な取り組みを通じて、循環型社会の実現に向けた一歩を踏み出す重要な試みであると言えるでしょう。参加者の皆さんとともに、地域と創造性の交差点を探索し、未来の地域づくりに貢献できることを心から楽しみにしています。
この新たなプログラムとイベントに参加することで、皆さん自身の地域における循環型社会づくりの可能性を広げ、新しいアイデアを生み出すきっかけを得ることができるはずです。