Woxsen大学に新たな文化の架け橋、ジャパンセンターが設立!
南インドのハイデラバードに位置するWoxsen大学に、待望の「Woxsen Japan Centre(ウォクセン・ジャパンセンター)」が設立され、2025年4月2日(水)に盛大な開所式が行われました。この重要な取り組みにおいては、在チェンナイ日本国総領事である髙橋宗生氏や、NaRa Japan Hubの代表B Rama Bhadra氏、さらにはWoxsen大学のVice PresidentであるDr. Raul V Rodriguez氏をはじめとする多国籍の教授陣が参加し、注目を浴びました。
このジャパンセンターの設立は、Indobox株式会社とWoxsen大学、さらにNaRa Japan Hubとの三社間覚書(MoU)に基づいており、文化や教育に関するさまざまな活動を通じて日印の協力を強化することが目的です。ジャパンセンター所長にはWoxsen大学准教授のDr. Brundaban Mishra氏が就任し、副センター長にはIndoboxの代表取締役である丹治大佑氏が指名されています。Dr. Mishra氏は2011年から2013年まで京都大学で研究を行っていた経歴を持ち、その経験を活かした教育が期待されています。
Woxsen Japan Centreの主な取り組み
ジャパンセンターでは、以下のような多岐にわたる活動が行われる予定です:
- - 日本語教育の導入: 将来的に日本語を学びたい学生への支援。
- - ビジネスマナーやエチケットの教育: 日本のビジネス文化を理解するためのカリキュラムを提供。
- - 日本文化の普及活動: 日本の伝統や文化に関するイベントや作品展を開催。
- - Japanologyの導入: 日本に関する総合的な学問的研究を推進。
- - 日本イベントの開催: 学生や地域住民が日本文化に触れる機会を創出。
- - インターンシップや就職の促進: 日本企業との連携により実務経験を提供。
- - 日本の大学との共同研究: 互いの大学間での学術交流や研究プロジェクトを実施。
- - 地域の日本人会との交流: 地元の日本コミュニティとの橋渡しを行います。
このように、ジャパンセンターはWoxsen大学内だけでなく、広くハイデラバード地域全体で日本とのつながりを深める役割を果たすことが期待されています。
ハイデラバードの成長と日本との連携
ハイデラバードは「第二のシリコンバレー」としての地位を確立しつつあり、政府の支援プログラムやベンチャーキャピタルの流入が続いています。インフラの急速な整備とともに日本企業の進出も相次いでおり、Woxsen Japan Centreはこの流れを加速させる重要な拠点となるでしょう。日本とインドは、経済的な交流だけでなく、文化的な相互理解を深めることも非常に重要です。これにより双方にとって新たな機会が生まれることでしょう。
Woxsen大学自体は2014年に設立され、ビジネス、テクノロジー、アート、人文学、建築、MBAの各分野で学びを提供しています。アジア太平洋地域の「ベスト・ビジネススクール2024年版」において6位にランクインするなど、その教育水準の高さも認められています。大学内にはAIリサーチセンターや専門分野に特化したセンター・オブ・エクセレンスが設置されており、インダストリーとの連携による最先端の研究も行っています。
最後に
Woxsen大学のジャパンセンターの開設は、インドと日本間における新たな架け橋となるでしょう。日本の文化やビジネスマナーを学ぶことで、学生たちは国際的な視野を広げ、より多くのチャンスを得ることが期待されます。今後、この拠点で生まれるさまざまな活動に注目が集まることでしょう。