関西大学北陽高等学校の創立100周年を祝う
関西大学北陽高等学校は、1925年の開校以来、100年の歴史を重ねてきました。設立当初からの理念「知徳体の調和のとれた人間の育成」に基づき、その教育は質実剛健で文武両道を実践してきました。このたび、100周年を迎え、特別な記念式典が計画されています。
創立から今日までの歩み
1925年に北陽商業学校として設立された本校は、長い間地域に貢献する教育機関として、多くの人材を育成してきました。戦後には特に硬式野球部やサッカー部の活躍が光り、それに伴って学業でも優秀な成績を収める生徒を輩出してきました。しかし、1990年代には少子化の影響が顕著になり、存続が危ぶまれる時期を迎えます。その中で、2008年には関西大学と法人合併をし、新たな一歩を踏み出しました。
関西大学との強い結びつき
本校の創始者・山岡倭氏は、関西大学に深い関係を持つ山岡順太郎氏の子息でもあります。初代校長の糸島実太郎氏も関大の出身であり、創立からの教育理念において、両校は時代を超えた連携を行ってきました。合併以降は、中高一貫教育の推進や特色あるコース制を取り入れ、一人一人の個性や能力を尊重する教育方針を実践しています。また、合併以降、約3,500人の卒業生が関西大学に進学し、さらなる関係の強化が図られています。
記念式典の詳細と特別講演
創立100周年の記念式典は、2025年10月25日(土)に本校体育館アリーナで開催されます。式典では、吹奏楽部や創作ダンス部による演奏や演舞が披露されるほか、特別にお笑い芸人の小籔千豊氏をお招きし、「『育てられ』『育てて』育ちきってない僕が思ったこと」とのテーマで教育講演会が行われます。式典の後にはホテルニューオータニ大阪にて盛大な祝賀会が催され、学校関係者や同窓生と共にこれまでの100年の歩みを振り返り、次の100年に向けた期待と展望が語られます。
記念式典・祝賀会の概要
- - 日程:2025年10月25日(土)
- - 記念式典:14:00~16:15
- - 場所:本校体育館アリーナ (大阪市東淀川区上新庄1丁目3-26)
- - 祝賀会:18:00~20:30
- - 場所:ホテルニューオータニ大阪
未来を見据えた教育方針
関西大学北陽高等学校は、教育内容の充実を図るため、探究学習や国際教育を強化しています。学校の目的は、生徒に自ら考え行動する力を育てることで、社会及び国際的な貢献を果たせる人材を準備することにあります。これからの100年に向けて、関西大学との連携をさらに深めながら、新たな教育の道を切り開いていくことでしょう。
将来の理想的な社会を築くためには、教育機関が果たすべき役割はますます重要になっています。関西大学北陽高等学校は、その100年の歴史を振り返りつつ、次世代を見据えた教育に挑み続けていくことでしょう。