名刺アプリ「Eight」が人材紹介事業を強化
働き方に革命をもたらす AXサービスを提供するSansan株式会社は、名刺アプリ「Eight」を中心としたキャリア支援事業を拡大することを発表しました。新たに、プロフェッショナルリクルーティング「Eight Career Design」を軸にした取り組みを本格化させます。その第一弾として、株式会社イードアをグループ会社化し、社名を「Eightキャリア株式会社」へと変更。一方で、ユーザーがキャリアに関して相談できる新機能「Eight AIエージェント」も導入します。これにより、ユーザーは日常的に自分のキャリアを見直し、未来の選択肢を広げることが期待されます。
事業強化の背景
近年、生成AIの活用が広まり、企業の採用ニーズが大きく変化しています。Sansanの調査によると、約70%の企業が採用方針に変化があると答え、その約半数が「即戦力重視」や「専門人材」を求めていることがわかりました。しかし、これらの求める人材に対して満足できている企業はわずか10%ほどです。つまり、人材の確保は多くの企業にとって喫緊の課題となっています。
一方、ビジネスパーソン自身もAIの普及や業界の変化により、自分のキャリアに対する不安を抱えるようになっています。同調査によれば、約7割のビジネスパーソンがAIの進化に伴うキャリア不安を感じたことがあると報告されています。このような状況下で、Eightはユーザーが現在のキャリアと向き合い、企業との出会いを広げることを目指して、さらに進化を遂げます。
グループ会社化と社名変更
「Eightキャリア株式会社」となるイードアは、経営コンサルティング事業を行い、人材紹介を基点に多くの企業の採用支援を行っています。高級層やエグゼクティブ層の採用から、組織の定着や活躍を目指した取り組みを行う中で、多くの実績を持っています。このグループ会社化により、双方の知見を融合し、Eightユーザーへのキャリア支援を一層推進していく計画です。
新機能「Eight AIエージェント」について
新たに導入される「Eight AIエージェント」は、Eightアプリ内でAIとチャット形式でキャリア相談ができる機能です。利用者は、自分の名刺情報やプロフィールをもとに、AIエージェントから想定年収や市場価値、求人情報といった情報を得ることができます。必要に応じて、専門のキャリアアドバイザーに直接相談が可能な点も特徴です。この機能は、現段階では「ベータ版」として一部のユーザー向けに提供されており、順次拡大していく予定です。
企業の未来へ向けて
「Eight」は今後も、企業と個人との新たな出会いを創出し、イノベーションを生み出す実現を目指すことが明言されています。Sansan株式会社の塩見賢治事業部長は、400万人以上のビジネスパーソンに利用されているこのアプリを通じて、「今は転職を考えていないが、キャリアを良くしたい」というニーズに応えるために取り組んでいます。イードアとのグループ参画により、ユーザーのキャリア形成をより積極的に支援する体制が整います。
Eightのこれからの活動は、キャリアの明るい未来に向けた大きな一歩と言えるでしょう。企業とビジネスパーソンの新たな可能性が広がっていく中で、この変革にぜひ期待を寄せたいものです。