Robowareが新たに運用保守委託サービスを提供開始
倉庫ロボットサービス「Roboware」を展開するGaussy株式会社(東京都)は、他社が販売するロボットを対象とした運用保守委託サービスを新たにスタートしました。このサービスは、日々進化する物流の現場において、ロボットの安定した運用を支え、その効率化を図ることを目的としています。最近、トラスコ中山株式会社の物流センターにおいて、同社が提供する棚搬送型ロボットの運用保守を受託し、期待が高まっています。
増加するロボット運用のニーズ
無人化や自動化が進展する中、物流現場ではロボットの導入が加速しています。人手不足が深刻化し、業務効率向上の必要性が高まる今、ロボットの運用・保守は重要なテーマとなっています。ロボットを導入した企業が直面する課題として、専門知識を持つ人材が不足していることや、メーカーからのアフターサービスに満足できないことが挙げられます。特に多くの物流ロボットは海外製であり、技術支援や部品供給の面でも課題が残る現状です。
Robowareは、2022年から60以上の物流拠点でサービスを提供し、これまでに得たノウハウを基に「物流を止めない」運用保守体制を整えました。このたび、メーカーや機種にこだわらない運用保守サービスを開始し、より広範なサポートを提供することとなったのです。
トラスコ中山での実績
特に、トラスコ中山株式会社の「プラネット埼玉」と「プラネット東北」において、Robowareのサービスが導入されました。トラスコ中山は、全国28か所における物流センターで61万アイテムを常備し、迅速かつ的確なサービスを提供することが求められています。ここでは、最新の物流機器が稼働しているため、そのメンテナンスは非常に重要です。Robowareはその技術力を活かし、故障を未然に防ぎ、迅速な対応を実施することでトラスコ中山のサービス品質向上を実現します。
サービス内容の詳細
Robowareの運用保守委託サービスは、以下のように多岐にわたる支援を提供します。
- - 点検サービス: ハードウェアのメンテナンスと点検結果の報告
- - 緊急対応サービス: トラブル時のリモート対応と速やかな復旧
- - 予防保全サービス: 稼働データの収集と異常予知
エンジニアがパフォーマンス向上をサポートし、更には保守作業を通じて収集したデータを基に、最適な自動化ソリューションを提案。また、全国対応で企業のニーズに応じた柔軟なプラン提供が可能です。
Robowareの未来
Robowareは、2025年にはベンダーフリーの伴走型支援サービス「Roboware コンシェルジュ」をリリース予定であり、より一層のサービス拡充を目指しています。自動化技術が進化する物流業界にとって、Robowareの運用保守委託サービスは、安定した運用とさらなる効率化に寄与し、企業の競争力を高める重要な要素となることでしょう。ロボット導入を希望する全ての企業に対し、安全で円滑な運用を実現するパートナーとして、今後の展望に期待が高まります。