横浜から発信する「花の港」
2023年9月19日、横浜市観光協会が新しい観光ブランディング「花の港」を始動しました。これは、2027年に開催予定の国際園芸博覧会「GREEN×EXPO 2027」に向けた取り組みの一環であり、横浜の象徴である「港」と「花」を掛け合わせたコンセプトです。この新しいブランドは、「花と幸せがあふれる豊かな港まち・横浜」を実現することを目指しています。
花の港のコンセプトとストーリー
「花の港」は「横浜から世界へ~人と人、街と世界を花でつなぐ~」というメッセージをもとに展開されます。かつて横浜港は、日本の花々が世界へ旅立つ玄関口であり、幕末の開港以来、多種多様な花が海外に輸出されてきました。特に、1873年のウィーン万国博覧会で注目を集めた日本のユリは、横浜港を通じて世界中に広まりました。この歴史を現代に引き継ぎ、再び横浜が「花の港」としての役割を果たします。
この新たな取り組みにより、横浜では花をテーマにしたさまざまなイベントや装飾が実施される予定です。「花の港」の公式サイトやInstagramを通じて、観光客や市民に向けた情報が提供されます。横浜の街を花で彩り、多くの人々に「花」を身近に感じてもらうことを目的としています。
「花の港」が目指す3つの事業
「花の港」では、既存の事業に加え、新たに3つのプロジェクトを展開します。これらは、地域の事業者との連携を深めながら推進されるものです。
1.
YOKOHAMA NIGHT FLOWERS(ヨコハマナイトフラワーズ)
通年で行われる花火イベントが冬季を含めて横浜港の夜空を彩ります。このプロジェクトは、2027年の国際園芸博覧会に向け、新たな観光スポットとしての位置づけを目指しています。
2.
YOKOHAMA PRECIOUS FLOWERS(ヨコハマプレシャスフラワーズ)
横浜の港町の魅力を生かしたアニバーサリー向けのプランが展開されます。専用のWebサイトとInstagramにて、記念日を祝うための特別なプランやアイデアが紹介されます。
3.
YOKOHAMA SHOWER FLOWERS(ヨコハマシャワーフラワーズ)
観光スポットにおける花のインスタレーションや移動式観光案内所「YOKOHAMA FLOWER BASE」を通じて、訪れる人々に新たな体験を提供します。
特にカーゴバイクでの移動式観光案内所は、街の各地で展開され、観光案内を通して横浜の魅力を広めます。
今後の展開とイベントのお知らせ
「YOKOHAMA FLOWER BASE」は、10月から市内でさまざまなイベントに登場予定であり、フォトスポットとしても利用されます。また、Instagramなどの公式SNSをフォローし、花に関する写真を投稿した先着100名に特別なプレゼントも用意しています。
この秋、横浜の街は花であふれ、訪れる人々に新しい発見と記憶に残る体験を提供します。「花の港」がもたらす魅力を感じながら、ぜひ横浜を訪れてみてください!
この記事では、横浜の美しい花と豊かな文化が交わる新たな取り組み「花の港」をご紹介しました。これからの横浜の変化に乞うご期待です。