2025年3月の全国パート・アルバイト時給調査、東西で差が拡大！

全国のパート・アルバイト時給動向—2025年3月調査

2025年3月のパート・アルバイト募集時の平均時給が、総合人材情報サービスの株式会社アイデムによって公表されました。この調査は、求人メディア『イーアイデム』や採用ホームページ構築サービス『Jobギア採促』を活用して行われ、東日本と西日本のそれぞれのエリアでのデータが分析されました。

東日本エリアの状況

東日本エリアの平均時給は1,228円で、前年同月比49円増加しました。職種別に見ると、特に「専門・技術職」が1,345円で最も高く、前年同月比で15円の増加となっています。他の職種では、清掃・メンテナンス職が1,227円、事務職が1,205円、飲食サービス職が1,197円、販売・接客サービス職が1,192円という結果に。製造関連・ドライバー職のみ1,189円と、前年同月比で28円の減少が見られました。

関東4都県についても分析されており、平均時給は1,248円となり、こちらも前年同月比49円の増加です。東京都や神奈川県では特に上昇が顕著で、東京都の平均時給は1,288円、神奈川県は1,264円に達しました。

西日本エリアの状況

一方、西日本エリアの平均時給は1,186円で、前年同月比63円の増加となりました。ここでも専門・技術職が1,352円で高い水準を保ち、前年同月比61円の増加が見られました。他の職種も全て前年同月比で上昇しており、製造関連・ドライバー職は1,172円、事務職は1,145円となっています。

特に関西3府県の平均時給も上昇しており、1,203円となりました。大阪府が1,234円、京都府が1,181円、兵庫県が1,157円となっており、全ての府県で前年同月比でプラスの結果を出しています。

時給データの収集方法

調査は、エリアごとに分かれた各種職種のデータを毎週抽出し、分析した結果です。調査対象は、パート・アルバイトのデータから成り、省略可能な「深夜ワーク」は除外されています。具体的には、東日本エリアでは115,535件、西日本エリアでは43,010件のデータが集計されています。職種別に見ると、専門・技術職などの数値が特に高く、依然として需要が高いことが示されています。

この調査結果は、株式会社アイデムのウェブサイトでも詳しく公開されています。求職者や企業にとって、給与の動向は非常に重要な情報です。今後もこのような調査が続けられることで、世の中の雇用情勢についての理解が深まるでしょう。