ルノワール×セザンヌ展が10万人突破
東京・丸の内に位置する三菱一号館美術館で、ただいま開催中の「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」展が、開幕から58日目にして来場者数10万人を達成しました。この展覧会は、フランスのオランジュリー美術館とオルセー美術館からの素晴らしいコレクションを基にしており、印象派やポスト印象派の巨匠ルノワールとセザンヌに焦点を当てています。
ご好評を受け、10万人目のお客様には三菱一号館美術館の館長から記念品が贈呈されるという嬉しいサプライズもありました。贈られた記念品には、特製ポスターや図録、15周年を祝うアクリルキーホルダーが含まれており、訪問者にとって忘れられない思い出となったことでしょう。
この展覧会は、土曜日に限らず金曜日も20時までの特別夜間開館を8月から実施しています。特に、暑い夏の日中を避けられるため、仕事帰りや用事の後に気軽に立ち寄っていただけます。最終入場は19時30分までとなっているので、遅めの時間でも安心してお楽しみいただけます。
美術館の快適な環境
展示室内は四季を問わず、常に快適な温湿度が保たれています。これは、作品を適切に保存するための温度20℃前後、湿度50%前後の設定によるもので、真夏でも涼しさを感じながら素晴らしい作品をご鑑賞いただける環境となっています。中には寒く感じる方もいらっしゃるので、上着を持参することをおすすめします。
展覧会の内容
「ルノワール×セザンヌ展」では、ルノワールの代表作《ピアノの前の少女たち》や、セザンヌの《画家の息子の肖像》など、多彩な作品が展示されており、2人の巨匠の芸術の奥深さを堪能できる内容となっています。また、彼らから影響を受けたピカソの作品も加え、約50点もの作品が展示されています。これにより、モダンアートの起源を探る貴重な機会が提供されています。
特別な開催情報
この展覧会は、2025年5月29日から9月7日までの期間で開催され、特に日本国内では三菱一号館美術館のみの独占での展示です。美術館自体は2010年に開館し、19世紀後半から20世紀前半の近代美術をテーマとした企画展を毎年3回開催するなど、文化的な発信地として重要な役割を果たしています。
美術館は、赤煉瓦の建物が印象的で、歴史的な価値も非常に高いです。また、学芸員が興味をもっているテーマに基づいた小企画展も随時開催されており、訪れるたびに新しい発見があること間違いなしです。
この機会にぜひ、ルノワールとセザンヌの優れた作品を鑑賞し、夏の特別開館の恩恵を受けてみてはいかがでしょうか。特別な展覧会を見逃すことのないよう、早めのご来館をおすすめします。