日本の防衛意識調査結果
2024-07-12 09:39:11

日本を取り巻く軍事的脅威と対策:250名へのアンケート調査結果から見えてきた日本の防衛への意識

日本の防衛意識調査:国民は脅威を感じているのか?



「日本にとっての軍事的脅威は?」というアンケート調査が、日本の防衛問題への国民意識を探るために行われました。250名の回答者から、多くの興味深い意見が寄せられました。

軍事的脅威:上位は「中国」「北朝鮮」「ロシア」が独占



調査結果では、「中国」「北朝鮮」「ロシア」が上位を占め、これらの国々に対する警戒感が強いことが明らかになりました。

特に中国については、尖閣諸島や台湾問題での緊張感や予測不能な行動への懸念が表明されました。北朝鮮については、度重なる核実験やミサイル発射に対する不安が根強く、ロシアについても北方領土問題やウクライナ侵攻など、現実の脅威に対する警戒感が強まっていました。

一方で、約2割の人が中国を、約3割の人が北朝鮮とロシアを軍事的脅威として感じていないという結果も出ています。これは、現実の脅威を「自分には関係ない」と感じている人が一定数存在することを示唆しています。

国際テロ組織:突如として平和な日常を破壊する脅威



4位には「非国家勢力(テロ組織など)」がランクインしました。上位3ヶ国と比較すると脅威を感じる割合は低くなりましたが、およそ4~5人に1人がテロを懸念していることがわかりました。

テロは国家という枠組みを超えて、突如として平和な日常を破壊する可能性を秘めているため、未然に防ぐための法整備や体制づくりが求められます。

米韓への警戒感も:同盟国への不信感もくすぶる



5位タイには、友好国であるはずのアメリカと韓国が挙げられました。約8~9人に1人がこれらの国に対して危機感を抱いているようです。

アメリカについては、その外交政策に翻弄される可能性への懸念が表明されました。韓国については、政権交代ごとに変化する対日政策や竹島問題など、敵視する声も少なくありません。

対策:日米同盟強化、経済的依存からの脱却、情報力強化が求められる



「日本を取り巻く軍事的脅威に対して取るべき対策は?」という質問に対しては、「日米同盟ほか米国との協力体制を強化する」が最も多く選ばれました。

しかし、日米同盟のみに頼るのではなく、憲法改正による自衛隊の強化や情報収集能力の向上、そして特定の国への経済的依存からの脱却も重要だと考える声が多数寄せられました。

経済面では、食糧自給率の向上や国内産業の活性化など、経済的自立を図る必要性が指摘されています。また、情報戦の重要性も認識され、諜報活動の強化や情報収集能力の向上、国民への情報公開などが求められています。

憲法9条:維持すべきか、改正すべきか?



憲法9条の是非については、維持すべきという意見と改正すべきという意見が対立しています。アンケート調査では、現状維持を望む意見が優勢でした。

しかし、憲法9条の維持か改正かという議論よりも、現実的な防衛政策をどのように進めていくのか、という点に注目が集まっているようです。国民の多くは、憲法9条に関わらず、日本を取り巻く厳しい安全保障環境を認識し、具体的な対策を求めていると考えられます。

まとめ



本アンケート調査を通して、国民は日本の防衛問題に対して関心を持ち、それぞれが危機感を抱きながら、自分なりの対策を考えていることが明らかになりました。

政府や行政に対しては、具体的な対策を求める声も強く、今後の防衛政策のあり方が問われています。

https://uruhome.net/military-threats/


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