スタートアップを支える新たな取り組み「ファーストカスタマー・アライアンス」始動
東京都が「Global Innovation with STARTUPS」というスタートアップ戦略のもと、革新的な支援策を発表しました。その名も「ファーストカスタマー・アライアンス」です。これは、全国の自治体と協力し、スタートアップの製品やサービスが公共調達に繋がるようサポートする取り組みです。今回は、今回の実施にあたる9つの自治体が実際に参画を決定し、今後の活動に期待が寄せられています。
参加自治体の一覧
堺市、福岡市、文京区、墨田区、大田区、渋谷区、八王子市、そして豊橋市という幅広い地域から、合計9つの市区が参画しています。この取り組みにより、各自治体はスタートアップが提供する魅力的な製品やサービスをカタログ化し、情報を発信することで、公共調達の促進を図ります。
新しいビジネスの可能性
ファーストカスタマー・アライアンスは、特にスタートアップにとって、これまで参入が難しかった公的な市場において新たな道を開くことを目指しています。入札を経ずに製品が調達される政策目的随意契約制度を活用することで、より迅速かつ柔軟な契約が可能になります。これにより、スタートアップは自らのビジネスを広げる新たなチャンスを手に入れることができます。
キックオフイベントの開催
参画自治体の決定を受けて、本取り組みのキックオフイベントがオンラインで開催されます。このイベントは、参画自治体やスタートアップだけでなく、他の自治体も参加可能となっています。日程は3月21日(金)15:00から16:00までで、制度概要の説明や具体的なスタートアップの製品紹介が予定されています。
スタートアップ製品・サービスの掲載
更に、ファーストカスタマー・アライアンスの専用サイトには、スタートアップが提供する製品やサービスの情報が掲載されており、実際のビジネスチャンスに繋がることが期待されています。例えば、福岡市が認定した「水滴ライト」や、東京都が認定した「RYDE PASS」など、多様な製品が一堂に揃います。
他の自治体にも期待
この取り組みは東京都の政策の一環であり、今後も全国的にファーストカスタマーの輪を広げていくことが予定されています。今秋以降、他の自治体も随時募集されるとのことで、スタートアップに関連する新たな動きが期待されます。
スタートアップと自治体の連携がさらに進展していくことで、地域経済の発展や新たなビジネスの構築が促進されるでしょう。これからの展開にぜひ注目していきたいです。