名古屋で体験する魔法のメディアアート展覧会、親子で楽しむチャンス

名古屋造形大学で開催中の「スイッチなしろのあそび展」

名古屋の文化的な発信地として注目を集める名古屋造形大学では、2024年度後期企画展として「スイッチなしろのあそび展」が開催中です。この展覧会は、従来のアート観念を覆すようなインタラクティブなメディアアート作品を体験できる機会です。特に注目すべきは、観客自身がアートの一部となる参加型の体験ができる点です。

メディアアートとは？

メディアアートは、デジタル技術を駆使して新たな表現を生み出すアートスタイルです。名古屋ではなじみの薄いこのジャンルですが、2008年から名古屋造形大学では、学生と教員が協力して新しい作品を発表してきました。マルチメディアやインタラクションを活用した作品は、見ている人々に新たな驚きや感動を与えます。

素晴らしい体験が待っている

「スイッチなしろのあそび展」では、ボールを投げたり当てたりすることで広がるインタラクティブな作品が展示されています。観客が作品に直接関わることで、アートの新しい体験が生まれます。参加することで、表現の可能性や技術への興味が高まり、教育や医療など新しい分野との関連性も見えてくるかもしれません。

残念ながら名古屋ではこのような展覧会が少なく、貴重な機会です。台風の影響で初日の開催が中止となるアクシデントもありましたが、現在は9月29日まで続いています。家族や友人と一緒にこの貴重な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。

開催要項

- 期間: 9月1日（日）から9月29日（日）まで
- 営業日: 9月1日、8日、16日、23日、29日、及び平日（9月2日から27日）
- 休館日: 土曜日、9月15日、22日
- 時間: 13:00～18:00
- 会場: メインギャラリー（9月13日まで）、BOX4（会期中）、BOX2（9月16日～）

体験格差を考える

近年、子どもたちの体験格差が問題視されています。多くの展覧会では大人の入館料が高額であり、子どもたちがアートに触れる機会が限られています。一方で、メディアアートの常設展示も多くが高額設定で、観覧すること自体がハードルになることがあります。また、アートへの関心や習慣がない大人たちが子どもたちを美術館に連れて行くケースも少ないのが現状です。

この展覧会では、子どもたちが新しい表現に触れ、創造性を育むための貴重な場を提供することを目的としています。アートは教育的な要素も多く含まれており、未来のクリエイターを育てる大切な役割を果たします。