INTLOOPが2025年7月期通期決算を発表
INTLOOP株式会社は、9月12日に2025年7月期の通期決算を発表しました。注目すべきは、売上高が33,551百万円、前年同期比で23.9%の増加を記録し、営業利益も2,186百万円、前年同期比で45.1%の増加を見せ、いずれも過去最高を更新したことです。
売上高・営業利益の過去最高更新
今回の決算は、INTLOOPが実施した営業組織変革の成果が大きかったと考えられます。この施策により、主要顧客向けのセールスが低迷から脱却し、大手からの受注が増加しました。特に伊藤忠商事グループや大手システムインテグレーター(Sier)からの受注が顕著で、新たなビジネス機会を生んでいます。
また、INTLOOPは、中長期経営計画「INTLOOP‟VISION2030”」に基づく施策も着実に進捗しており、目立つ成果を上げています。事業内容の拡充や新たなプロジェクトを推進するために、PMO事業本部を独立させ、「INTLOOP Project Management株式会社」として新たなスタートを切りました。
業績ハイライト
2025年7月期の業績は、当期純利益が1,367百万円、前年同期比で51.6%増と、いずれも前期比での大幅な増加を示しています。売上高は計画をわずかに下回りましたが、営業利益は予想を上回り業績が底堅いことを示しています。
このような成長の背景には、フリーランス事業やコンサルティング領域の拡充において高収益案件を獲得していることが挙げられます。特に、企業向けのエンタープライズ案件とSier向けの一部案件では、収益性の高い取引が増加しています。
中長期経営計画「INTLOOP‟VISION2030”」の進捗
初めて上場して以来、売上高は年平均で36.8%、営業利益は年平均で40.2%の成長を達成し、株価は2.4倍に上昇しています。このような具合で今期も計画通りに進捗しており、来期以降もこの流れを続ける方針です。
- - フリーランス事業強化/コンサル領域拡充: 目標に対する進捗は25%に達しており、伊藤忠商事との資本や業務提携のもとで取引額は前年比140%増に拡大。
- - ソリューションポートフォリオの拡充: AIソリューションの強化に向け、企業との提携を進行中です。
- - オープンイノベーションの新事業創出: テック・スタートアップへの支援体制が整い始めています。
- - JV共創およびファンド投資事業の強化: 食品卸大手と合弁会社の設立を果たしました。
このように様々な施策が進捗し、INTLOOPは持続可能な成長路線を歩んでいます。これからも高収益案件の獲得に力を入れ、さらなる業績拡大を目指します。
今後の見通し
2026年7月期には、さらに高収益案件の獲得に向けた取り組みを強化し、通期計画に沿った成長を目指す予定です。
最後に、INTLOOPの詳細や決算の詳細は公式ウェブサイトで公開されている資料を参照ください:
INTLOOP 2025年7月期 通期決算説明資料
INTLOOP株式会社概要
INTLOOP株式会社は、東京都港区に本社を置く企業で、企業の経営課題解決を主なミッションとしています。コンサルタントとして活躍するプロフェッショナル人材を支援し、デジタルトランスフォーメーションなど先端技術を駆使したサービスを展開しています。設立は2005年で、今後の成長にも大きな期待が寄せられています。