東京都立青山高等学校での金融教育出張授業
東京都では、金融リテラシーの向上を目指す取り組みが進められており、その一環としてSBIレオスひふみ株式会社のグループ企業、レオス・キャピタルワークス株式会社が東京都立青山高等学校に出向いて出張授業を行いました。この取り組みは、金融経済教育を広めることを目的としており、同社の専門家が講師として授業を担当しました。
出張授業の概要
2025年1月20日から24日まで、当社の登録講師が青山高校の2年生を対象に出張授業を行いました。授業内容は、家庭科の授業として2時間にわたるもので、「経済環境とライフデザイン」および「投資を活用した資産づくり」と題されていました。これは、2022年に改訂された学習指導要領に基づいて金融経済教育が拡充された背景があります。
1時間目: 経済との関わり
出張授業の1時間目では、日常生活の中での経済との関わりを考えるために、「ペットボトルのお茶」を題材にしました。生徒たちは現在の物価上昇の背景を理解し、今後のインフレ時代においてどのようにライフプランを設計するかを学びました。物価上昇が私たちの生活に与える影響を考えることで、経済環境の重要性を意識することができました。
2時間目: 投資の重要性
2時間目には、資産形成を考える際に「投資」の重要性がテーマとなりました。講師は現金の価値との比較を通じて、投資がどのように資産形成に寄与するかを説明しました。また、NISA(小額投資非課税制度)の概要や、投資を始める際に注意すべきポイント、さらには投資詐欺の現状についても触れました。これにより、生徒たちは具体的な投資方法や注意点を知り、金融の世界に自信を持って踏み出すための基礎を築くことができました。
東京都の金融経済教育支援
東京都では、学校や企業などでの金融経済教育を支援するため、無料で出張授業やセミナーを行う取り組みを進めています。この活動は、ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)の実現に寄与し、さまざまな世代に対して金融経済教育を提供するものです。レオス・キャピタルワークスもその一環として、幅広い層に対して投資の意義や楽しさを伝え続けています。
企業の背景と理念
レオス・キャピタルワークス株式会社は、2003年の創業以来、「資本市場を通じて社会に貢献します」という理念を掲げて活動しています。運用を行う投資信託「ひふみ」シリーズでは、リスクを考慮しながら資産形成を支援しています。今後も同社は金融教育の普及を通じて、より多くの人々が経済の重要性を理解し、賢い判断を下せるよう努めていく所存です。
このような出張授業を通じて、次世代の金融リーダーを育成することが期待されており、今後も金融リテラシー向上に向けた取り組みが続いていくことでしょう。