地方の大学生をサポートする「Waffle College キックオフ」
特定非営利活動法人Waffleが提案する「Waffle College キックオフ」は、女子及びノンバイナリーの大学生や大学院生を対象にした体験型プログラムです。このプログラムは、テックキャリアへの第一歩を提供することを目的としており、2025年5月から全国の大学及びオンラインで実施される予定です。
このプログラムは世界最大のITインフラストラクチャーサービスプロバイダー、キンドリルジャパンとの協力によって実施されます。プログラムの特長は、ITやプログラミング未経験者でも参加しやすい1Dayの体験型講座である点です。参加者はWebサイト制作を通して、テクノロジーの仕事に触れ、キャリアへの興味や自己効力感を育成することが期待されています。
地方にも届けるテクノロジーの学習機会
「Waffle College キックオフ」は、都市部だけでなく地方の学生にも学習機会を提供することを目指しています。福井大学での開催を皮切りに、さらに東北大学や清泉女子大学、津田塾大学などでも予定されています。また、首都圏以外の大学との連携を進め、現地開催とオンラインの両方を組み合わせた形式で全国展開を進めています。このように多様な開催方法を取り入れることで、誰でもアクセスしやすい環境を整えています。
例えば、福井大学では2025年5月9日にプログラムが開催され、6月には東北大学、東北学院大学、清泉女子大学、津田塾大学でもスケジュールが確定しています。オンラインでの参加も可能で、6月27日と7月2日には全国からの参加者を募集します。
テクノロジー分野における女性の活躍推進
現在、日本のテクノロジー分野には女性やジェンダーマイノリティがほとんど参加しておらず、この現状を打破することも「Waffle College キックオフ」が目指す目的の一つです。OECDの調査によると、日本はSTEM分野への女性進学率が最も低い国とされており、これは日本におけるジェンダーによる進路選択の偏りを示しています。このため、プログラムでは全ての参加者が安心してテクノロジーに触れられる環境を整え、様々な背景を持つ学生のキャリアの可能性を広げる取り組みをしています。
体験型講座の内容
各セッションでは、テクノロジー関連業務に従事するキンドリルジャパンの社員がサポーターとして参加し、キャリアについて交流する機会を設けています。さらに、特定の地域ではNTTデータ東北の協力も得て、プログラムを開催。これにより、参加者はより実践的な学びを得ることができ、興味を持った学生はWaffleの実践型学習プログラム「Waffle College テックキャリアコース」へと進むことが可能です。このコースでは、PythonやAIの学習、アプリ開発などを通じて、IT企業へのインターンシップや就職に向けたキャリア形成をサポートします。
参加方法
「Waffle College キックオフ」に参加したい学生は、概要の詳細をWaffleの公式ウェブサイトを通じて確認し、申し込むことができます。本プログラムは参加費が無料で、性自認が女性およびノンバイナリーの大学生や大学院生を対象としています。また、各開催大学での詳細な内容や参加方法も異なるため、各大学の情報をチェックすることが重要です。
「Waffle College キックオフ」は、テクノロジー分野でのキャリアを考える全ての学生に向けた新たなスタート地点です。学ぶことから始まり、未来の可能性を広げるために、ぜひこのプログラムに参加してみてください。
公式ウェブサイト:
Waffle