Huaray社製フェムト秒レーザー発振器の導入事例とその優位性

Huaray社製フェムト秒レーザー発振器の導入事例

株式会社光響は、フェムト秒レーザー加工機の設計から製造・販売までを行っています。この度、Huaray社のIRおよびグリーン波長に対応した新しいフェムト秒レーザー発振器を導入し、その事例を皆様にお知らせいたします。

Huaray社の概要

Huaray社は、中国のレーザー加工装置業界で重要な地位を占めるHGTECH社の傘下にあり、様々な波長のレーザー発振器を開発・製造・販売しています。同社の製品は、特に価格に対する性能のバランスが魅力であり、IRやグリーン、UV波長のフェムト秒レーザー発振器は、欧米の同様の製品と比較しても、半額以下のコストで利用することができます。

導入した製品の特徴

今回導入したフェムト秒レーザー発振器（型式：HR-FemtoA-IR&GN-10-4）は、IRおよびグリーンの二波長出力に対応し、最大出力10Wの光源性能を誇ります。特に注目すべきは、そのパルス幅で、250fs以下（実測値）という非常に短い値を実現しています。この数値は、一般的に500fs前後のパルス幅が用いられている市場において、欧米メーカーのハイエンドモデルに引けを取らない性能です。

また、この発振器は冷却システムとして空冷式を採用しており、外付けのチラーを必要としないため、設備の設計がコンパクトで自由度が高いという特徴も併せ持っています。これにより、レーザー加工機システム内での設計の柔軟性が向上しました。

実績と今後の展開

当社は、新事業所の京都市伏見区にて、保有するフェムト秒レーザー加工機のデモ機を使用して、SiCやGaN、ダイヤモンドなどの次世代半導体向け高硬度脆性材料への加工を行っています。これまでに、国内大手半導体メーカーや電子部品メーカーを含む20社以上との受注実績を有しています。

また、当社のレーザー加工機開発における知見を活かし、レーザー発振器、光学系、モーションユニット、制御ユニットなど、各要素に対してユーザーのニーズや予算を考慮した最適なソリューション提案が可能です。特に、今回紹介したHuaray社の製品はお客様の加工ニーズに沿ったシステム構築において、非常に魅力的な選択肢となりました。

トライアルサービスの提供

材料加工トライアルから、レーザー加工機システムの本格的な生産ラインへの導入まで、当社は一貫したサポート体制を整えております。お客様の具体的な要望に応じたご提案が可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ先

- Huaray社製二波長対応レーザー発振器

- 製品型式: HR-FemtoA-IR&GN-10-4
- 価格: お問い合わせください
- 納期: お問い合わせください
- 詳細URL: Huaray製品情報

- お問い合わせ先株式会社光響

- レーザープロセシング部担当: 川上
- お問い合わせフォーム: お問い合わせフォーム
- 電話: 070-6582-2430 (平日9時~18時、土日祝は除く)
- メール: [email protected]

株式会社光響は、今後も光技術による様々な革命を推進し、業界の発展に寄与して参ります。