大阪の放課後事業に新システム、子どもたちの安全と利便性向上へ

大阪市の新たな放課後事業管理システム

2025年4月から大阪市内の市立小学校に、児童いきいき放課後事業用の入退館管理システムが一斉に導入されることが発表されました。阪急阪神ホールディングスグループの株式会社ミマモルメがこのプロジェクトを手掛け、283の放課後活動室での運用を開始します。このシステムは、ICタグを用いたハンズフリーの入退室管理が特徴で、より安全かつ効率的な運営を目指します。

システム導入の目的

入退室管理システムは、従来の書面での管理からデジタルへの移行をはかり、年間利用登録や時間管理、保護者との連絡、費用請求などをスムーズに行うことができます。これにより、児童の安全性が高まり、保護者が受けられる利便性も向上します。また、活動室の職員も業務効率の改善が期待できます。

特徴と機能

新システムは、子どもたちが持つICタグが門や玄関を通過することで、入退室の時間を自動で記録します。この自動読み取り方式により、手を介さずにスムーズな入退室管理が可能になります。管理者による手動データの入力作業が減り、業務負担を軽減することができます。また、リアルタイムで保護者に入退室通知が送信されるため、子どもの安全をいつでも確認することができます。

さらに、出欠や遅刻の状況もアプリで管理できる他、アンケート機能なども導入され、教職員と保護者のコミュニケーションもより円滑になります。

児童いきいき放課後事業の重要性

大阪市内の放課後事業は、地域の子どもたちが安心して過ごせる場所を提供するために非常に重要です。ミマモルメは、これまでの子ども見守り事業で培ったノウハウを基に、自治体と連携しさらなるサービス向上を目指します。特に、デジタル化によりリアルタイムでの情報提供が可能になることで、保護者も安心感を得られるでしょう。

ミマモルメの概要とサービス

株式会社ミマモルメは、2017年に設立され、あんしん事業や教育事業を展開しています。主力サービスには、「登下校ミマモルメ」という保護者への通知サービスや、学童施設向けのシステム「学童ミマモルメ」などが含まれています。子どもの見守りの重要性が高まる中、ミマモルメの革新的なサービスはより多くの子どもたちに利用されることが期待されています。

また、オプションサービスとして「おうちプラス」や、誘導情報を提供する「まちなかミマモルメ」も展開。これにより、さまざまなニーズに応えた柔軟なサービスが提供されています。