フレクトが厚生労働省のEMISサービス開発を担当
進行中のDX支援と最新のシステム開発
株式会社フレクト(東京港区)は、日本エマージェンシーアシスタンス株式会社(EAJ)が受託した、厚生労働省の「令和7年度ローコーディングツールを中心とした高品質なEMISサービス提供に関する業務一式」の開発を任命されました。この取り組みは、災害医療における情報管理と連携を改善することを目的としています。
EMIS(Emergency Medical Information System)は、災害時に医療機関やDMAT(災害派遣医療チーム)が効率的に情報を共有するための仕組みで、各種医療情報を集約して迅速に対応を行うことが期待されています。これにより、被災者への医療提供が一層効果的に行われるようになります。
EMISサービスの意義と機能
EMISサービスは、平時と災害時で異なる機能を持っています。平時には、医療機関の情報やチームの隊員資格の更新などを行い、災害時には被災情報の報告を受けて動的に隊員を派遣します。災害現場での活動状況がリアルタイムで共有され、迅速な意思決定をサポートする仕組みとなっています。
このシステムは、保守性や拡張性、他のシステムとの連携を重視した設計となっており、災害発生時の迅速で円滑な対応に貢献します。
契約概要とフレクトの役割
その契約概要としては、以下のポイントがあります:
- - 事業名:令和7年度ローコーディングツール等に基づくEMISサービス提供・運用等に係る業務一式
- - 委託者:厚生労働省
- - 契約金額:約308百万円(税抜)
- - 契約期間:2025年4月から2026年3月末まで
フレクトの主な受託内容は、EMISサービスに必要な情報の管理および連携のためのシステム基盤を開発することです。具体的には、SalesforceやMuleSoft APIといった先進技術の活用を通じ、システムのカスタマイズ性と高い拡張性を確保します。
未来へのビジョン
フレクトは、EMISサービスのさらなる発展を目指し、他システムとの連携性を強化し続けます。新たな利用者や使用シーンが増える未来を見据え、必要な機能やデザインを常に検討し、柔軟なシステム構築に取り組む姿勢を貫きます。これにより、災害時の医療対応が向上することを目指しています。
株式会社フレクトとその役割
フレクトは、クラウド技術とデザインを駆使して新しい顧客体験を提供する、国内トップクラスのクラウドインテグレーターです。DX (デジタルトランスフォーメーション)分野におけるリーダーとして、顧客のビジネスモデルやサービスを革新する支援を行っています。顧客接点の変革を通じて、新たな顧客体験を創出することに注力しています。
フレクトは2005年に設立され、現在も成長を続ける企業として、技術力の向上やサービスの拡充を図っています。本社は東京都港区の浜松町ビルディングに位置し、全国の多様な顧客へのサービス提供を行っています。