Z世代のキャリア支援に新風を吹き込む『組織ゴト化』
一般社団法人プロティアン・キャリア協会は、2026年4月23日に開催された「パーソルグループ現役採用人事に聞く!Z世代の育成攻略法」のアーカイブ配信を開始しました。このセミナーでは、Z世代社員の育成に関する新しいアプローチ、『組織ゴト化』を提唱しています。
概要
セミナーでは、パーソルテンプスタッフの新卒採用人事である辻優樹氏が登壇し、若手社員の価値観の変化に基づいた育成法を説明しました。現代の企業には、成長志向の低下や早期離職といった課題が存在しますが、その解決策として提示されたのが『組織ゴト化』です。この考え方は、組織が個人のキャリアビジョンを主体的に受け入れることで成り立っています。
新発想『組織ゴト化』の魅力
従来のように「会社が決めたレールに合わせて成長する」のではなく、企業側が従業員のビジョンを重視し、主従関係から対等なパートナーシップへと変わることで、社員の自律的な成長を促進する考え方です。このようなアプローチを取ることで、若手社員の自己開示と信頼関係の構築が進むとされています。
成長の再定義と不安の解消
辻氏はまた、若手社員の成長の定義がずれていることを指摘しました。効率性やタイパを重視する彼らに対し、目の前の業務が未来にどうつながるかを理解するプロセスが必要です。教えるのではなく、共に納得感を探ることで、現代の不透明な時代における不安を解消しようとしています。
人事施策の実行力向上
優れた人事施策であっても、現場リーダーの介入なしには効果が薄れます。管理職がキャリア自律を掲示し、メンバーの成長を共に考えることが重要です。人事部門と現場が共通のゴールを持つことで、日常的な対話を通じてキャリア支援のクオリティが向上します。
自律的な関係性の構築
最終的な目標は、個人と組織が共に利益を得る関係性を築くことです。個人の意思と組織の目標が結びつくことで、受動的な姿勢から脱却し、主体的な行動変容が期待できます。キャリア支援を企業のパフォーマンス向上に向けた投資とすることで、企業の人的資本の最大化を図ります。
セミナーの登壇者について
辻優樹氏は、様々なキャリア支援の場で活躍する専門家で、2024年には著書『IKIGAI LIFE〜キャリアをデザインするIKIGAIチャートの活用ガイド〜』を出版予定です。さらに、4designs株式会社の森隆剛氏も登壇し、人材育成についての貴重な見解を示しました。彼の経験もまた、現場での実践に基づくものです。
プロティアン・キャリア協会の取り組み
プロティアン・キャリア協会は、キャリア支援におけるAI活用についても関心を寄せています。AIを用いたキャリア支援の未来を学ぶための「AI基礎講座」も提供中。新しい時代に求められるキャリア支援の在り方を、実践的に学び取ることができます。
今回のアーカイブ配信は、Z世代の育成を見直す良い機会です。ぜひ、視聴してみてください。
アーカイブ視聴はこちら
個人と組織の関係を問い直し、新たなキャリア支援の在り方を探求する豊かな学びの場として、本セミナーは注目されることでしょう。