DNP、グリーン購入大賞を受賞
2024年11月26日、大日本印刷株式会社(DNP)が、グリーン購入ネットワーク(GPN)が主催する「第25回グリーン購入大賞」で見事に「大賞」を受賞しました。この受賞は、環境や社会に配慮した製品やサービスを提供し、持続可能な調達やグリーン市場の拡大に貢献した証です。
評価の対象となったのは、DNPが提供する「DNP環境配慮パッケージング GREEN PACKAGING®」です。この取り組みは、CO2の削減、資源の循環、自然環境の保全の3つの重要な価値を社会に提供することで、これらの目標に向けた具体的な成果を示しています。DNPの環境配慮パッケージングは、持続可能な社会の実現に向けた基盤を築くものです。
DNP環境配慮パッケージングの特徴
「DNP環境配慮パッケージング GREEN PACKAGING」は、リデュース、リユース、リサイクルの3Rに、再生可能資源への代替を加えた「3R + Renewable」を基本にしており、環境への負荷を減少させています。具体的な製品には、植物由来のプラスチックを使用した包材、機能性を持つ紙製の包材、そしてリサイクルに適した単一素材のモノマテリアル包材など、幅広い選択肢が用意されています。これにより、多様な業界のニーズにも応えています。
長年にわたる環境配慮の取り組み
DNPの環境への配慮は1997年に始まりました。当時から、ライフサイクル全体における環境負荷を科学的に評価するための方法論であるライフサイクルアセスメント(LCA)を導入し、持続可能な製品開発に向けてずっと進化を続けています。2010年にはパッケージ分野のカーボンフットプリント(CFP)に参画し、2012年からは植物由来のバイオマスプラスチックを使用した包材の提供も開始しています。これにより、環境負荷削減に寄与する具体的な運動が確立されました。
繋がる持続可能な未来へのビジョン
2023年度には約19万トンのCO2排出削減効果を達成し、DNPはさらなる進展を図るべく、2030年度までに「GREEN PACKAGING」の製品群を全売上高の100%にする目標を設定しています。また、温暖化対策や資源循環の推進に向けた具体的な数値目標も設け、広範なステークホルダーと連携して、環境配慮型の製品やサービスの普及を進めるつもりです。
今後の展望
受賞を受けて、DNPはさらなる環境配慮設計の指針を強化し、次世代の包装技術を生み出すべくイノベーションを続けていきます。「SUPER ECO PRODUCTS」として認定される製品やサービスを展開し、2030年度までにDNPグループ全体での持続可能な製品の売上比率を30%にまで引き上げる計画です。
DNPはこれからも、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを深化させ、業界全体に良い影響を与えることを目指し続けます。今後もその成果が期待されており、環境問題への真摯な姿勢は、多くの企業や個人にインスピレーションを与えることでしょう。