カツロンが中小企業白書に掲載!
M&Aを活用した成長のシナジー
株式会社カツロンは、大阪府東大阪市を拠点にする樹脂製品メーカーで、創業から77年の歴史を持ちます。最近、経済産業省の発行する『2026年版 中小企業白書』にて、同社のM&Aを通じた付加価値向上の取り組みが紹介され、その成果が全国の中小企業の模範とされています。
この白書では、業界の人手不足や再編が急速に進む現状を背景に、中小企業が持続可能な成長を遂げるための指針が提示されています。カツロンは、その中で『M&Aによるシナジー効果を発揮し、付加価値の向上を実現した企業』として選ばれました。
カツロンの取り組みの詳細
カツロンは、押出成形技術を強みとした企業で、2022年と2023年にそれぞれ名古屋セロン株式会社と幸輝プラスチック工業株式会社を買収しました。これによりグループ体制を構築し、供給力や機会損失のリスクに対策を講じています。
M&Aの際に重視したのは、買収先の会社が持つ技術力と文化を尊重することでした。雇用の継続を約束し、職場環境の整備、経理や人事制度の有効化を行い、相互に人材を交流させるプログラムも導入しました。他にも、材料調達や金型の製作を集約することでコストを抑えるなど、グループ全体で効率化を進めました。
M&Aの成果
これらの取り組みの結果、グループ全体の売上は約1割増加し、生産能力も拡大。具体的には、3社5工場が相互に補完しあうことで、受注の確実性が増し、業界内でトップクラスの賃金水準を実現しました。驚くべきことに、3社とも正社員の離職者はゼロという成果を達成し、買収先企業からも『カツロンの傘下に入れて良かった』という声が寄せられています。
代表取締役の意気込み
代表取締役の石川明一氏は、『今回の掲載は、グループ各社の技術力と誠実な姿勢が生み出した成果です。今後も業界の課題に取り組み続け、ものづくり企業としての新たな価値創造に繋げていきます』と語っています。カツロンの果敢な挑戦は、今後も注目されることでしょう。
株式会社カツロンの概要
- - 所在地: 大阪府東大阪市高井田中1-6-6
- - 事業内容: プラスチック製品製造(押出成形)
- - 従業員数: 120名
- - 創業年: 1949年
- - 特徴: 多品種小ロット対応、全産業向けの樹脂製品製造が強みです。