大阪ECO動物海洋専門学校での特別講義
2024年11月26日、大阪ECO動物海洋専門学校にて、株式会社水ingグループの分社である水ingエンジニアリングが主催する特別講義が行われました。参加したのは、水族館・アクアリスト専攻の1年生たちで、特に水族館における水処理技術にフォーカスした内容で実施されました。
講義の背景
この講義は、専門学校のカリキュラムで扱われることの少ない水処理技術を学ぶ機会を提供するために企画されました。水族館や動物園では、動物たちが健康に過ごせるように最適な水質を維持するための特殊な水処理設備が必要です。水ingエンジニアリングは、こうした分野において長年の実績があり、学びの広がりを提供できると考えています。
講義の内容
当日は、水質管理に関する基礎知識、ろ過機やポンプの構造、運用方法などの講義が行われました。学生たちは、水族館における水処理フローについても詳細に学び、実際の装置の仕組みなどに触れることで、理論と実践が織り交ぜられた内容を吸収しました。講義後のアンケートには、「ろ過機についての知識が深まった」「水質管理の重要性を再認識した」など、ポジティブな反応が寄せられました。
特徴的な機器の紹介
講義では、特に注目を集めたのが水ingエンジニアリングが開発した浮上ろ過装置「FMフィルタ」です。この装置は、洗浄性に優れ、環境に配慮した設計が特徴です。従来の砂ろ過装置に代わる選択肢として、少ない洗浄水量で優れた効果を発揮することから、費用対効果も高く、運用コストも抑えられるのが魅力です。
今後の展望
水ingグループの理念は、「水を通じて社会に貢献する」というものです。これまでにも多くの水族館や動物園において水処理技術の導入を進めており、今後も業界のニーズに対応した最新技術の提供を目指しています。学生たちが学んだ技術や知識が、将来の水族館運営に貢献することが期待されています。水処理の重要性を理解した彼らが、未来のアクアリストとしてどのように成長していくのか、非常に楽しみです。
最後に
今回の講義は、専門学校で学ぶ学生たちにとって、実務に即した貴重な学びの場となりました。水族館業界に興味のある若者たちが、こうした機会を通じて専門知識を身につけ、より良い未来の水環境を築いていくことが期待されています。