2024年7月仙台市オフィス市場最新レポートが発表される！

仙台市のオフィス市場状況

三幸エステート株式会社は、2024年7月の仙台市におけるオフィス賃貸状況をまとめたレポートを発表しました。このレポートでは、オフィスの空室率や募集賃料、現空面積、さらには全国6大都市の大規模ビルに関するマーケットデータが含まれています。

2024年7月末のデータによると、仙台市の全規模ビルの空室率は前月比で0.02ポイント減少し、6.29％となりました。この数字は、依然として安定したオフィス需要を示しています。同時に、潜在空室率は7.62％と、前月からわずかに上昇していますが、業界全体としては前向きなトレンドが続いています。

新築ビルの影響

最近竣工した新築ビルでは、テナントの引き合いが活発であり、年内にはリーシング活動が安定すると期待されています。新築ビルに移転する企業が増えることで、現在の二次空室についてはほぼ解消されています。実際、解約予告期間中に後継のテナントが確保されることが多く、これは市場にとって非常にポジティブな要素です。次回の大規模ビルの竣工は2025年5月を予定しており、今後は募集床の品薄感が増していくと予想されています。

募集賃料の動向

また、仙台市全体の募集賃料は、4ヵ月ぶりに下落し、11,469円／坪となりました。これは前月に比べて165円の減少ですが、依然として9000円台以上で動いています。この収益性が鈍化しているともいえますが、今後の市場回復の余地も残されています。特に100坪以上の大口の募集床では、依然として品薄感が漂っており、十分な供給がない中でも需要が高まっています。