世代間リサイクル意識
2023-03-27 10:00:01
プラスチックリサイクル意識は世代間で差あり!20代と50代で30ポイントの意識の開き!
世代間で明らかになったプラスチックリサイクル意識の差
株式会社esaは、プラスチックリサイクルに関する意識と実態を調査し、「プラスチックリサイクル白書」を発表しました。調査は、全国20代以降の男女529名を対象にインターネットで行われ、2023年2月15日から22日にかけて集計されました。
調査結果によると、プラスチックリサイクルの意識は、年代が進むにつれて高くなる傾向が見られました。20代では54.5%の人がプラスチックリサイクルを意識しているのに対し、50代では82.4%と、30ポイント近い差が開いています。
さらに、企業やブランドに対する評価においても、環境・サステナビリティに対する取り組みが意識されるようになってきており、世代を超えて「リサイクル・ファースト」の考え方が浸透していることがわかりました。
若い世代は環境配慮型製品の購入も積極的
調査では、プラスチック製品の購入頻度についても世代間の差が明らかになりました。週に1回以上プラスチック製品を購入している人は全体で約6割でしたが、20代では約2割が「プラスチック製品を全く購入していない」と回答しました。
これは、若い世代が環境問題に対する意識が高く、環境に配慮したモノやサービスを選ぶことを当たり前と考えていることを示唆しています。
リサイクルに関する知識の深掘りが重要
一方で、プラスチックの種類やリサイクル方法に関する理解は、どの世代においても十分とは言えない状況です。
調査では、21種類のプラスチック素材のうち、全ての種類について「どの製品に使われているか理解している」と回答できたのは2割未満でした。また、プラスチック製品が複合素材で出来上がっていることを知らない人も約4割いました。
今後求められるのは、リサイクルに関する情報提供と意識啓蒙
esaの共同代表である黒川周子氏は、「リサイクルを“選ぶ”時代において、私たち生活者は商品や企業を選択することで、環境に配慮した消費を行うことが可能となります。生活者が商品を選択する際には、使用されているプラスチックがバージン原料なのか再生原料(リサイクル)なのかを選ぶことができるようになります」と述べています。
esaは、プラスチックリサイクルに関する情報を積極的に提供することで、生活者や企業がプラスチックリサイクルに対して主体的な選択を促していける環境を整えていきたいと考えています。
今回の調査結果から、プラスチックリサイクルの推進には、世代間を超えた意識啓蒙と、リサイクルに関する知識の深掘りが重要であることがわかります。esaの取り組みは、持続可能な社会の実現に向けて、重要な一歩となるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社esa
- 住所
- 東京都港区高輪3-19-26SOC高輪ビル8F
- 電話番号
-
050-1752-6866