「宮崎市の子どもの未来」をアートで創造する取り組みがスタート
プロジェクト概要
宮崎市は、地域の文化芸術を振興し、次の世代を支える新たなプロジェクトを発表しました。その名も「宮崎市の子どもの未来をアートでつくるプロジェクト」です。この取り組みは、合同会社amiamiが提案するアートレンタル事業を活用し、地域の企業、障がい者、子どもや若者など、多様なセクターがつながることを目指しています。
仕組みと流れ
このプロジェクトには、具体的なアートレンタルの仕組みがあります。まず、地域企業はamiamiからアート作品をレンタルして展示し、その結果、企業としての信頼を築いていきます。また、レンタル料は一部が宮崎市文化芸術振興基金に寄付され、この資金を元に市民に向けた文化芸術事業が提供される仕組みになっています。特に釘付けとなるのが、小中学校への芸術鑑賞派遣事業など、子どもへの文化芸術体験を継続的に行う点です。
プロジェクトの発足背景
このプロジェクトの提案は、宮崎市が文化芸術事業を行っていく上での課題から生まれました。具体的には、毎年減少傾向にある文化芸術振興基金の延命化や、障がい者や子どもたちの文化体験の持続可能性が挙げられます。これに対し、東京海上日動火災保険株式会社の提案をきっかけに、amiamiとの連携が実現し、新しいプロジェクトの立ち上げが行われました。
第一号賛同企業の参加
このプロジェクトに初めて参加したのは、アクティヴ情報システム株式会社です。彼らは新社屋にアート作品を展示し、プロジェクトの第一歩を踏み出しました。展示された作品には、それぞれの関係者からの想いや期待が込められています。
各関係者の思い
プロジェクトに関与する各者が、それぞれの期待を語りました。amiamiの高野代表社員は、「障がい者アートを扱う中で、ここまで地域の子どもたちにポジティブな影響を与えられることに喜びを感じている」と述べ、宮崎市の永山副市長は「アートが持つ力を通じて、多くの人に表現の自由を感じてほしい」と強調しました。アクティヴ情報システムの三輪代表取締役は、地域の文化芸術が根付くことを願い、支援の輪が広がることを期待しています。最後に東京海上日動の狩野支社長は、「地域社会のために企業が力を合わせることが重要」と語り、プロジェクトの意義を強調しました。
この取り組みが進むことで、宮崎市の未来には、アートを通じて多様な人々が繋がる新たな世代が生まれることに期待が寄せられています。地域の企業と市民が協力し、共に成長していく姿が浮かび上がる中、今後の展開にも目が離せません。