明治の商人・青木角蔵と百草園の歴史を学ぶ講座が開催
2024年9月15日(日)、東京都日野市百草で「百草園の礎を築いた青木角蔵〜横浜での活躍〜」という講座が開催されます。
このイベントは、歴史や文化に興味がある人々に向けて、百草村出身の生糸貿易商、青木角蔵に焦点を当てています。青木角蔵は明治時代に百草園を整備し、一般に公開した立役者でもあります。江戸時代、この地には景勝地として名高い慈岳山松連寺が存在しましたが、明治期には廃れ、荒れ果てた状態でした。角蔵は廃寺の土地を購入し、整備を進めることで百草園を設立しました。この講座を通して、彼の商才や横浜での活躍を知ることができます。
開港後の安政6年(1859)、横浜は生糸貿易の中心地となり、全国から多くの若者が集まってきました。角蔵もその一人で、貿易商としての手腕を発揮し、次第にその名を世界に知らしめることとなります。百草園の開園式には、多くの名士が招かれ、角蔵の交友関係が広かったことも伺えます。
当日、講座に参加するためには事前の申し込みが必要ですが、隣接する百草八幡神社では、国指定の重要文化財である「銅造阿弥陀如来坐像」の年に一度の公開も行われます。この像を見る機会は非常に貴重で、申し込みは必要ありません。2024年9月15日(講座の時間は午前10時~正午、阿弥陀如来坐像の公開は午前10時~午後3時)この日、両方の催しに参加することができるチャンスです。
講座は、ふるさと文化財課の学芸員が担当し、高校生以上を対象としています。申し込みは9月4日(水)午前10時から電話で受け付けます。定員は先着25名で、入園料は400円です。
日野市に根付く歴史や文化を学ぶこの貴重な機会をお見逃しなく。青木角蔵の功績に触れ、百草園の魅力を再発見する絶好のチャンスです。皆さんの参加をお待ちしています。
会社情報
- 会社名
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日野市役所
- 住所
- 東京都日野市神明1-12-1
- 電話番号
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042-585-1111