演劇「きみと海が唄う日」:高輪築堤を巡る感動の物語
東京港区にて、高輪築堤を題材にした演劇「きみと海が唄う日」が上演されます。この作品は、佐賀県と港区の歴史的なつながりを背景に、双方の文化や歴史を発信する重要なイベントです。昨年の演劇の成功を受けて、再び佐賀県立佐賀東高等学校演劇部と東海大学付属高輪台高等学校演劇部のコラボレーションによる公演が実現しました。
プロジェクトの背景
高輪築堤の跡地が品川駅の改修工事中に発見され、これを契機に、佐賀県と港区は「お台場・高輪築堤がつなぐ佐賀県と港区との連携宣言」を行いました。この連携により、両地域の文化や歴史の価値を多くの人々に伝えることを目指しています。演劇は、その一環であり、佐賀県立佐賀東高等学校の演劇部は毎年多様な歴史劇を上演しており、地域の教育や文化の重要性にも寄与しています。
上演内容
演劇「きみと海が唄う日」は、令和7年8月3日(日)に港区立赤坂区民センターで上演されます。 入場は無料で、事前申し込みが必要です。
- - 第1部: 13:00〜14:30
- - 第2部: 16:00〜17:30
この演劇は、佐賀南高校の演劇部の生徒たちが直面する価値観の変化と、幕末の偉人である大隈重信の物語が交錯する、感動的な物語です。
あらすじ
物語は、佐賀南高校が廃校となる2年後を控えた状況から始まります。オンラインゲームに没頭する演劇部の男子たちが、東京からの女子高生からのコメントを受け取ります。「一緒に夢を叶えませんか?」というそのメッセージは、彼らに新たな刺激を与え、都会での出会いを期待させます。同時に、1869年の江戸時代における大隈重信と彼の妻、三枝綾子の物語が並行して描かれていきます。二つの時間軸が交錯し、蒸気機関車が海を走る中で、彼らの夢がどこに向かうのかを問いかけます。
演劇部の実績
佐賀県立佐賀東高等学校演劇部は、年間に多くの舞台を上演し、地域の歴史や平和教育に貢献しています。過去には14度の佐賀県大会最優秀賞を受賞し、全九州大会や全国大会にも出場するなど、評価の高い部活動です。彼らの演劇は、単なるエンターテインメントではなく、教育的な価値を持つものとされています。
結びにかえて
演劇「きみと海が唄う日」は、佐賀と港区の歴史的なつながりを再認識させ、観客に感動と学びを与えるでしょう。多くの方々の観劇をお待ちしています。この貴重な体験を通じて、両地域の魅力を再発見しましょう。