西日本新聞社が受賞した脳活新聞プロジェクト
西日本新聞社が推進する「脳活新聞プロジェクト」が、2024年度新聞経営賞を受賞しました。この賞は日本新聞協会が優れた新聞経営活動を顕彰するもので、特にシニア世代のニーズに応え、高齢化社会の課題に取り組んだ点が高く評価されています。
プロジェクトの背景と目的
このプロジェクトは2021年からスタートし、健康寿命の延伸や認知症予防、さらには心身の幸福を追求する「ウェルビーイング」の実現を目的としています。具体的には、西日本新聞の朝刊に脳トレ問題を掲載し、有識者のインタビューや特集ページを通じてシニア層の健康を支援しています。また、タブロイド判の特集も年に二回発行し、より幅広い情報提供を行っています。
脳活新聞の取り組み
さらに、脳活新聞専用のウェブサイトを開設し、そこで脳トレ問題や独自の脳トレゲーム、認知症チェックを提供。現在、1万1千人以上がこのサイトに会員登録しており、シニア層から大きな支持を受けています。これにより、新聞とデジタルの融合が進み、ユニークな情報発信が可能となっています。
認知症予防と健康長寿
プロジェクトの一環として開発された「健康長寿手帳」は、日常のスケジュール管理に加えて、記憶を振り返るトレーニングも行うことができる手帳です。80%以上の購入者が満足と回答し、さらに87%が再購入希望と答えるなど、その人気は高まっています。手帳は24年度版が1.3万冊も販売されました。
多彩な展開とイベント
また、脳トレ問題は約40種類、1,000問以上が蓄積されており、脳トレ問題集も販売されています。これらは他県の新聞社でも活用されており、全国的な展開が期待されています。
一般企業向けにも利用が可能で、興味のある方は公式サイトや問い合わせ先から詳細を確認できます。さらに、通販サイト「西日本新聞セレクトモール」では、健康食品や脳トレ問題集などを取り扱っています。
最近では、シニア向けイベントとして「脳活新聞フェア」や、スマートフォンの使い方講座、料理教室も開催され、多世代に向けた取り組みが進んでいます。
未来への展望
健康寿命を延ばし、自分らしい老後を送るためのテーマは、これからますます重要になります。新聞が提供できることはニュースにとどまらず、健康に関する価値ある提案も含まれていると自信を持って伝えていくべきです。この「脳活新聞プロジェクト」を通じて、全国の新聞読者に健康情報を届け、社会的な課題解決に寄与する事業へと成長させていきたいと考えています。今後の展開にぜひご期待ください。
お問い合わせ先
西日本新聞社 メディアビジネス局 メディアビジネス部
担当:中村、西澤、恒松
メールアドレス:
[email protected]
詳細な情報は
脳活新聞WEBと
健康長寿手帳2025をご覧ください。