行動変容からのアプローチを考察する『BECC JAPAN 2024』
2024年9月19日、東京大学生産技術研究所にて、行動変容や気候変動をテーマにしたイベント『BECC JAPAN 2024』が開催されます。この会議は、気候変動や省エネルギーに関心を持つ企業や自治体、研究者が集まり、知見の共有や交流を図る貴重な場です。
行動科学と気候変動
近年、行動科学の知見が公共政策に利用されており、その中で「ナッジ」の概念が注目されています。このアプローチは、人々の環境行動を後押しすることに効果的であることが多くの研究で示されています。アメリカではこの手法を背景に、2007年から『BECC Conference』が毎年開催されており、その日本版として2014年から行われているのが『BECC JAPAN』です。
イベントの内容
『BECC JAPAN 2024』では、多彩なプログラムが用意されています。有名なスピーカーによる基調講演や、国内外の事例を紹介するポスターセッション、デジタル技術を活用した新しいサービスモデルの紹介など、参加者が有意義な学びと交流を深めることができる設計になっています。
タイムスケジュール
以下は当日の主なスケジュールです。
- - 10:00~10:30 受付
- - 10:30~11:00 開会挨拶
- - 11:00~12:00 基調講演 (山崎 亮 氏)
- - 12:00~13:30 ネットワーキングランチ
- - 13:30~14:00 ライトニングトークセッション
- - 14:10~15:50 ポスターセッション
- - 16:00~17:00 特別セッション
- - 17:10~18:30 交流会
基調講演では、コミュニティデザインや持続可能なまちづくりをテーマに、山崎氏が話を展開します。また、特別セッションでは、消費者の脱炭素行動を促す新たなサービスについて議論が行われます。
基調講演者の紹介
基調講演を務める山崎 亮氏は、studio-Lの代表でありコミュニティデザイナーとして活躍しています。地域に根差した解決策を提案することに情熱を注いでおり、数々の著書を通じて、地域づくりやコミュニティデザインの重要性を伝えています。特に、地域の課題をその地域に住む人たち自身が解決するプロジェクトに取り組む姿勢が評価されており、参加者にとって大変貴重な話が期待されます。
参加方法
参加者には、一般と自治体職員・学生の二つのカテゴリーがあり、それぞれ異なる参加費が設定されています。また、開催されるすべてのセッションが現地での参加者に限らず、オンラインでも視聴可能です。参加申込はPeatixを通じて行うことができます。
結論
『BECC JAPAN 2024』は、気候変動や行動変容に関する最新の知見を共有する重要なイベントです。参加することで、行動変容の促進に向けた新たなアイデアやユニークな知見を得られること間違いなしです。