株式会社aimと大阪商工会議所の提携で海外市場開発が加速
株式会社aimは、平成27年10月19日、大阪商工会議所と提携し、外国人モニター調査を通じて日本企業の海外市場開発を支援する新しいサービスを開始しました。この取り組みは、訪日観光客の動向を把握するとともに、企業が海外向け商品を効果的に開発する手助けをすることを目的としています。
このサービスは、関東と関西の地域に住む外国人を起用し、実証的なデータを提供します。これにより、世界21の地域や100以上の国からの外国人による、日本製品のモニタリング調査が可能になります。さらに、訪日外国人観光客を対象としたミステリーショッパーによる調査も行い、企業は彼らのニーズや嗜好を把握できるのです。
サービスの特徴
対象企業
本サービスは、外部販売や提携を行う企業、そして訪日外国人をターゲットにした観光および飲食業を営む企業の両方を対象としています。以下に具体例を挙げます。
- - アウトバウンド事業: 自社製品を外国人向けに開発する企業(例として、美容家電や電化製品の開発、レトルト食品の試食など)。
- - インバウンド事業: 訪日外国人向け事業展開を行う企業(例:デパートやホテルでのミステリーショッパー、飲食店メニュー開発など)。
モニター派遣
利用企業はモニターの国籍や性別、年齢など、詳細なリクエストを行うことができます。モニターは派遣か在宅かの選択が可能で、人数や拘束時間も柔軟に設定できます。試用結果は1週間ごとに報告され、企業は商品やサービスの品質を確認できる仕組みです。
費用とサービス内容
利用時の費用については、企業のニーズに応じて個別に見積もりが行われます。また、訪問時には日本語通訳者の同行や、調査内容をまとめたレポートの提供も可能です。大阪商工会議所の会員企業には、優遇価格が適用される特典も用意されています。
このように、株式会社aimと大阪商工会議所の提携により、今後ますます多様化する海外市場に向けた新しい支援サービスが展開されることとなりました。日本企業の海外展開には、これまでになかった視点からのアプローチが期待されます。
まとめ
株式会社aimと大阪商工会議所の新たな提携が、企業の国際ビジネスの展開を加速させることでしょう。モニタリング調査や訪日観光客の情報を活用した考え方が、より効果的な商品開発やサービス改善につながることに期待が寄せられます。