マンション修繕の意識調査
2025-08-19 13:29:59

マンション修繕に関するアンケート結果から見えた住民の意識と情報の必要性

マンション修繕に関するアンケート結果から見えた住民の意識と情報の必要性



近年、分譲マンションの修繕費用の高騰が深刻な問題となっています。こうした状況を受け、株式会社つなぐネットコミュニケーションズが実施した「マンションの大規模修繕工事に関するアンケート」の結果が発表され、住民の意識や実態が明らかになりました。この調査では、約4,716名のマンション住民が対象となり、様々な問いに対して回答が寄せられました。

調査の概要と結果



調査は2025年6月25日から6月30日の期間に行われ、インターネットを介して実施されました。結果として最も重要視されているポイントは「費用の妥当性」で、全体の75.9%がこの項目を挙げました。これは、住民が自らの支払う修繕積立金が適正に使用されることに強い関心を持っていることを示しています。実際に、修繕積立金がどのように使われるかは、住民にとって非常に重要な情報ですが、実態として56.5%の回答者がその内訳を把握していないという結果も出ました。これにより、費用への意識と情報不足が同時に存在することが浮き彫りになっています。

続いて、修繕積立金の値上げに関する質問では、69.4%の住民が「理由や内訳の説明を求める」と回答しました。つまり、多くの住民が費用の上昇に際して詳細な説明を必要としていることがわかります。これは、物価や人件費の高騰など、多様な要因が影響する中で住民の理解を得るためには、背景情報が重要であるということを示唆しています。

情報共有の現状と改善点



調査の中で、マンションにおける修繕計画や費用に関する情報の共有方法についても触れられました。現状では、66.2%のマンションが「説明資料のペーパー配布」、49.1%が「説明会の開催」を通じて情報を提供しており、オフラインの手段が主流となっています。しかし、住民からは「いつでも確認できること」や「意見を言えること」、「常に最新の情報が得られること」を求める声が多く寄せられています。

このことから、オフラインだけでなくオンラインでの情報提供も進めるべきであることが明らかです。具体的には、便利なグループウェアを活用することで、住民への情報伝達が効率化され、ペーパーレス化も図れるメリットがあります。

つなぐネットの取り組み



つなぐネットでは、マンション専門のグループウェア「Mcloud」を提供しています。このサービスは、マンション管理組合の運営を助けるために設計されており、特に修繕計画や費用に関して迅速に情報を共有できる「お知らせ機能」を備えています。これにより、住民へのメール通知が可能となり、いつでも情報へのアクセスが容易になります。

まとめ



今回の調査結果からは、マンション住民が費用の妥当性に強い関心を持っている一方で、情報の不足が課題であることが浮き彫りになりました。特に、修繕積立金の内訳への理解が深まることが、住民の満足度を向上させるカギとなるでしょう。今後は、オンラインでの情報共有の推進が重要となり、住民とのコミュニケーションを円滑に進めるための取り組みが求められます。

詳細なアンケート結果や実際の体験談については「マンション・ラボ」で確認できます。


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会社情報

会社名
アルテリア・ネットワークス株式会社
住所
東京都港区新橋六丁目9番8号住友不動産新橋ビル
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