立命館アジア太平洋大学とビズリーチ・キャンパスが提携
立命館アジア太平洋大学(APU)と株式会社ビズリーチが提携し、オンライン上でのOB/OG訪問サービス「ビズリーチ・キャンパス」を導入することが発表されました。この取り組みは、APUの学生が卒業生の多様なキャリア情報にアクセスしやすくすることで、彼らのキャリア形成をサポートすることを目的としています。
提携の背景には、グローバルに活躍する卒業生と学生を繋ぐネットワークの必要性があります。APUでは、国際学生が全体の約半数を占め、世界111カ国・地域から集まっています。そのため、学生一人一人の多様なニーズに応じたキャリア支援が求められています。
新たな試み - OB/OG訪問の可視化
提携後、APUは公認OB/OG訪問サービスとして「ビズリーチ・キャンパス」を即座に導入し、卒業生とのつながりを強化します。これにより、学生は卒業生とオンライン上で自由に交流し、リアルタイムのキャリア情報を得ることが可能になります。
OB/OG訪問は、学生が自身の興味を持つ業界や企業で活躍する先輩と直接対話する機会を提供します。特に、国際的な舞台で活躍する卒業生のキャリアについての情報は、学生にとって非常に貴重です。
具体的な効果 - キャリアとの接続
立命館大学では、同じサービスを導入した結果、OB/OG訪問依頼数は3年間で3.5倍に達しました。この成功事例を基に、APUも学生へのキャリア形成に顕著な影響を与えることが期待されています。
学生は希望の条件で卒業生を検索し、訪問依頼を行うことができます。オンラインでの交流も可能なため、海外留学中でも気軽にコミュニケーションを図れるのが特徴です。
キャリア支援の新しい視点
APU副学長である篠田博之氏は、「世界の多様なキャリア選択肢を知ることは、学生の成長に不可欠」と述べています。また、社会で活躍する卒業生の存在は、学生にとっての強力なロールモデルとなります。今後もAPUは、学生と卒業生のネットワークを形成し、より価値のある交流を促進していきます。
ビズリーチの藤田拓秀氏もこの提携を喜び、「グローバルなAPUの環境において、より多くの学生と卒業生が出会い、貴重な経験を共有できるよう努めます」とコメントしています。
この提携は、APUの「新たな挑戦 ~Leap Beyond Global~」の一環として位置付けられ、高まるD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)への対応を強化するものです。
まとめ
立命館アジア太平洋大学とビズリーチ・キャンパスの提携は、学生たちが未来を見据える上での重要な一歩となるでしょう。多様なバックグラウンドを持つ学生が互いに切磋琢磨し、各自のキャリアを築いていく環境が整いつつあります。このOB/OG訪問サービスは、今後の学生の人生において大きな影響を与えるでしょう。
この新たな取り組みがどのように進展し、APUの学生たちに恩恵をもたらすのか、引き続き注目が集まります。