東京都の島々
2017-07-31 16:14:42
東京都内に秘められた美味しい島々を発見するTOKYOガストロノミープロジェクト
TOKYOガストロノミープロジェクト始動
最近、東京都内の魅力的な島々に焦点を当てた「TOKYOガストロノミープロジェクト」が始まり、著名な作家椎名誠氏が活躍しています。このプロジェクトは、東京都の自然や文化を生かし、新たな観光と食体験を創出することを目的としています。
椎名氏は、40年以上にわたる伊豆諸島との深い結びつきについて語り、特に神津島と新島の魅力を強調しました。調布から飛行機でわずか40分という立地条件は、都内に素晴らしい島々が存在することを再認識させます。彼はまた、アメリカのライトフライトのようにアクセスしやすいこの島々を訪れることが、東京都との絆をより深めるきっかけになると願っています。
魚とのユニークな出会い
椎名氏は神津島での体験について面白おかしく語り始めました。「神津島に行った時、漁師さんに誘われて“キツネ”という名の良い魚があると言われ、船で出かけたのですが、実はその“キツネ”は歯ガツオのことでした。伊豆七島では一般的にこう呼ぶようです。しかも、カツオなのにマグロの味がするんですよ(笑)」と、島の魚をユニークに紹介しました。
さらに、彼が新島での釣りの思い出を語ると、聴衆は大いに盛り上がりました。「その日は船が出なくて、釣り仲間と一緒に丘から竿を出したんですが、数分で大きなサバが釣れてしまいました。おかっぱりという方法で釣っていると、次から次へとサバがかかってくる。まるで“サバダバサバダバ~”という感じです(笑)。結局、40匹もの大きなサバを釣り上げました。」
生きのいい魚が一番美味しいという椎名氏の言葉通り、サバの捌き方や独自の味わい方も披露されました。神津島の名産であるパッションフルーツに焼酎を入れて楽しむ方法など、島ならではの魅力を観客に伝え、笑いを交えながら紹介しました。
突然の質疑応答コーナー
イベントのフィナーレでは、突然の質疑応答コーナーが設けられ、椎名氏は観客の質問に応じました。島でのユニークな食体験や日常を面白おかしく語り、聴衆を楽しませました。「神津島で亀を食べた」という驚きのエピソードには、観客は思わず笑いをこぼしていました。
その後、神津島および新島からの生産者たちが登壇し、椎名氏の著作にも登場する「怪しい雑魚釣り隊」のメンバーたちと共に、島でのここだけの体験を共有しました。
プロジェクトの目的
椎名氏は、このガストロノミーツーリズムがTokyoの自然と文化を融合させることに重点を置いていると述べ、重要なメッセージを送りました。「東京の島々は遠くの観光地へ行かなくても楽しめ、さらに島ならではの食文化を体験することで、魚屋さんも新たに魚を取り扱うようになるでしょう。」との言葉に、参加者も賛同しました。
「TOKYOガストロノミーツーリズム」により、観客が島の魚を知り、調理・試食する機会が増えることで、築地の高価な魚を買う必要がなくなるかもしれません。椎名氏は、「ぜひみんなで盛り上げていきましょう」と呼びかけ、プログラムは大盛況のうちに幕を閉じました。
今後のイベント
このプロジェクトの一環として、9月2日に神津島、11月11日に新島で椎名氏を迎えた「島食大宴会」が予定されています。この機会には、一般の人々が島の食文化や魅力を直接体験できる絶好のチャンスです。参加者は、美味しい料理を味わいながら大自然の中での特別な体験を楽しむことができるでしょう。
この新しい形の観光と食体験が、今後の東京都における観光の形を変え、観光客と地域住民との絆を深めることに寄与することを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社USPジャパン
- 住所
- 東京都港区西新橋3-6-2西新橋企画ビルディング
- 電話番号
-
03-3235-0029