三条市と組織改革
2025-08-07 16:21:43

三条市とリンクアンドモチベーションが組織改革へ新たな一歩

三条市とリンクアンドモチベーションが目指す新たな人事戦略



新潟県三条市が2025年8月1日に、株式会社リンクアンドモチベーションとの間で組織人事に関する連携協定を締結しました。この協定は、職員の採用戦略やキャリア形成を目的としており、三条市の「選びたくなるまち」というビジョンを実現するための重要なステップとなります。

提携の背景


三条市は、合併20周年を迎えた節目の年に、北陸エリアでの「住みたい田舎ベストランキング」で2年連続第1位に選ばれるなど、全国的にも注目されています。一方、急速な人口減少の影響を受け、基盤の維持や事業運営に新たな課題が浮上しています。

最近では、自治体における職員の離職率の増加や採用試験の受験者数の減少といった問題がより顕在化しており、これを受けた三条市は組織の改善に取り組む必要があると判断しました。この背景に基づき、リーダーシップが新たな連携協定を結ぶこととなったのです。

具体的な連携内容


この連携協定では、三条市職員の採用戦略やキャリア形成に関するさまざまな支援策が盛り込まれています。主な内容としては、以下のような項目が含まれています。
  • - 採用力強化のための戦略策定や採用イベントの企画。
  • - 選考プロセスの設計と内定者フォロー施策の実施。
  • - 職員のキャリア開発や研修施策の見直し。
  • - 人事評価制度や全般の見直し。

任命式では、依光宏太氏が「三条市人事戦略アドバイザー」に選ばれ、今後三条市の人事施策に対する具体的な助言を行っていくこととなります。こうした取り組みによって、職員のエンゲージメント向上を図り、結果として市の理念を支援する基盤を作り上げていく見通しです。

マインドの変化と今後の展望


かつては、地方公務員の職は「安定」と「安心」を象徴するものであり、人気も高かったですが、現在ではその魅力が薄れつつあります。若手職員の離職や入庁希望者の減少といった問題が浮き彫りになっており、三条市はこの課題に真摯に向き合っています。

依光氏は、今後の変革には抜本的な組織改革が必要であるとの見解を示し、地域のために必要な人材確保のための打開策を模索しています。この取り組みが、全国の自治体にとっての一つのモデルとなることを期待しています。

リンクアンドモチベーションの支援体制


同社はこれまで、民間企業や自治体との多様な連携を通じて、人材マネジメントの支援を行ってきました。特に、職員のエンゲージメント向上に向けた調査結果も示されており、効果的な実行支援を通じて人材定着に繋がる実績も上がってきています。

今後も地域ごとの課題に合わせた支援を進め、「選ばれる自治体」の実現に向け、積極的な取り組みを続ける考えです。これにより、三条市の発展と市民の暮らし向上を目指し、具体的な変革を促進していくことが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社リンクアンドモチベーション
住所
東京都中央区銀座4丁目12−15 歌舞伎座タワー 15階
電話番号
03-6853-8111

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