札幌オフィス市場レポート
2024-07-08 15:34:47

札幌オフィス市場レポート:空室率は小幅な動き、活発化するオフィス需要と賃料の現状

札幌オフィス市場:活発化する需要と賃料の現状



三幸エステート株式会社が発表した2024年6月度の札幌市オフィス賃貸状況レポートによると、札幌市のオフィス市場は、空室率が小幅な動きを見せる一方で、オフィス需要は活発化していることが明らかになりました。

空室率は小幅な動き、潜在空室率も横ばい



レポートによると、札幌市の大規模ビルの空室率は前月比マイナス0.04ポイントの3.12%、潜在空室率はマイナス0.01ポイントの4.35%となりました。主要エリア内での拡張移転などにより空室が発生した一方で、統合移転や一時需要による空室消化が進んだことで、前月からは小幅な動きに止まっているとのことです。

IT系企業を中心にオフィス需要が活発化



一方で、IT系企業を中心に新規開設などの前向きなオフィス需要が活発化していることも報告されています。特に、主要エリアの好立地のビルでは、小口の募集床が品薄な状況が続いているようです。

賃料はわずかな動きに止まる



募集賃料は前月比マイナス9円/坪の12,360円/坪となりました。前月から下落したものの、わずかな動きに止まっており、12,000円/坪台前半で推移しています。

今後の展望



三幸エステートの札幌支店長、滝口恵貴氏は、「オフィス需要は拡張等の前向きな動きが多く、100坪以上の比較的大口の面積帯でも動きが出始めている。高価格帯のビルではリーシング活動に時間を要する状況が続く一方、賃貸条件と立地等のバランスが良好なビルにはテナントの引き合いが集まっている。主要エリアの割安感のある既存ビルでは、幅広い面積帯で比較的早期に後継テナントの誘致に至るケースが見られ、この傾向は今後も続くと考えられる。」とコメントしています。

まとめ



札幌市のオフィス市場は、空室率が小幅な動きを見せる一方で、オフィス需要は活発化し、特にIT系企業の需要が旺盛です。賃料はわずかな下落にとどまっており、今後も安定した推移が予想されます。

※本リリース・公表データは次のURLからもご覧いただけます

https://www.sanko-e.co.jp/data/

三幸エステートHP:

https://www.sanko-e.co.jp/


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