自給を生活に取り入れるために
「のんびる」は、パルシステム連合会が発行する、地域と暮らしに密着した情報を届ける雑誌です。今号(9・10月号)では、"ちいさな自給"をテーマに、個人や団体が実践している菜園やプランター栽培による食料自給の方法を紹介します。この特集を通して、読者が身近な生活の一部で自給を始める助けになることを目指します。
生活を豊かにする小さな自給
本号では、布作家の早川ユミさんの寄稿に加え、埼玉県小川町で開催される初めての方も参加しやすい「自給教室」や、神奈川県相模原市の「さとやま農学校」といった実際の教室も紹介します。これにより、「自給」と聞いて躊躇してしまう方々にも、気軽に挑戦できるアプローチを提案します。
また、生ごみを堆肥としてリサイクルする"コンポスト"の手法や、実践者の体験談を掲載し、環境への配慮がなぜ重要なのかを理解するきっかけづくりも行っています。
自給から生まれる持続可能な未来
自給の実践は、農業、環境、人々との繋がりを強化し、持続可能な社会の実現につながります。この取り組みを通じて、食料面や経済的な安心感を得ることができ、また土に触れることで心の安寧を感じることもできます。「ただ学ぶ」「買う」だけでなく、自ら「つくる」といった意識を持ちながら、自然と共生するライフスタイルを探求する機会として、ぜひ読者に考えていただきたいのです。
地域とのつながりを育む
「のんびる」は、地域でのぎこちない課題に取り組む人々の努力を紹介し、「いつまでも自分らしく生きる」ことをサポートします。仲間と共に「暮らしの困りごと」を解決するためのヒントや、地域づくりに役立つ情報を届けることを目指しています。孤独を感じる方々には「誰かの役に立ちたい」と感じるための機会を提供し、協働していける仲間づくりを進めていきます。
この特集を通じて、自給の可能性や心のつながりを感じ、地域の仲間と共に豊かな生活を築いていく輪が広がることを願っています。通じて課題を解決していく知恵や情報を提供し、宅配商品と共に定期購読を始めることで、さらに深く「のんびる」を楽しむことができればと思います。
まとめ
地域の声を取り入れた本誌は、パルシステムの理念に則り、今後も様々な形で読者の暮らしを支えていきます。「のんびる」9・10月号は、そんな自給を通じてのつながりや豊かさを再確認する機会になることでしょう。この号を手に取り、いつもの暮らしに新たな息吹を与えるきっかけとしていただければ幸いです。