J-WAVEとポニーキャニオンが提携を結び地域活性化に取り組む
2023年、J-WAVEとポニーキャニオンが手を組み、持続可能な地域づくり事業に乗り出すことが発表されました。この提携は、FMラジオ局として初めての試みであり、両社は自らの強みを活かして、地域の魅力を発信し、具体的な形で地域活性化に貢献することを目指します。
J-WAVEの魅力と影響力
株式会社J-WAVEは、1988年の開局以来、都市生活者のライフスタイルや思想を反映した独自の放送スタイルで多くのリスナーを惹きつけてきました。「東京No.1ミュージックステーション」としての地位を確立し、音楽だけでなくファッション、アート、スマートライフといったテーマでも注目されています。また、2020年3月には国連のSDGメディア・コンパクトに加盟し、地球環境や社会問題への積極的な取り組みを展開しています。
ポニーキャニオンの地域活性化に向けた取り組み
一方、ポニーキャニオンは、1966年に創業し、エンターテインメント業界での豊富な経験を生かした地域活性化事業を2015年に開始しました。特に、2017年6月に設立されたエリアアライアンス部では、地方自治体や地域法人との協業を進め、これまでに500件以上の事業を実施しています。これらの取り組みは、地域の社会課題を解決するための大きな力となっています。
提携による新しい挑戦
この度の業務提携について、J-WAVEの社長である神田竜也氏は「ポニーキャニオンさんとの協業を通じて、地域の魅力をもっと広く発信し、持続可能な地域づくりに貢献していきたい」と意気込みを語りました。一方、ポニーキャニオンの吉村隆社長も「地域活性化という新たなフィールドで、共に力を合わせてエンターテインメントの力を活かしていきたい」と抱負を示しています。
具体的な事業展開
2024年度には、静岡県沼津市や佐賀県のブランディング事業において、両社が協働する予定です。沼津市では、大瀬崎からの富士山の美しい景観や、名物のタカアシガニを活かしたプロモーションが期待されています。また、佐賀県では、佐賀牛やバルーンフェスタといった地域資源を活用した観光促進が計画されています。
未来への展望
J-WAVEとポニーキャニオンは、それぞれの強みを最大限に活かし、地域に根ざした活動を展開していく考えです。地域活性化は単なるビジネスモデルではなく、地域の人々と共生し、持続可能な未来を築くための重要なステップです。今後の展開に注目が集まります。
会社概要
株式会社J-WAVE
- - 所在地: 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー33F
- - 事業内容: 放送法による基幹放送及び一般放送事業、文化事業の企画・制作
- - 公式HP: J-WAVE
株式会社ポニーキャニオン
- - 所在地: 東京都港区六本木1丁目5番17号 泉ガーデンANNEX
- - 事業内容: エンターテインメント関連サービス、地域活性化事業
- - 公式HP: ポニーキャニオン
- - エリアアライアンス部HP: エリアアライアンス部