KongとNRIの戦略提携
Kong株式会社はAPIマネジメントプラットフォームの分野で著名な企業ですが、2024年12月19日に株式会社野村総合研究所(NRI)とのパートナー契約を発表しました。この提携は、デジタル社会が進化する中でインフラストラクチャの革新を目指しています。企業は次世代のAPIやマイクロサービスアーキテクチャの導入を加速するため、この協業が大きな役割を果たすでしょう。
NRIは、日本初の民間総合シンクタンクとして1965年に設立されて以来、企業戦略の策定や政策提言、システム開発など多岐にわたるサービスを展開してきました。目指す企業理念は「新しい社会のパラダイムを洞察し、その実現を担う」こと。NRIは「コンサルティング」「金融ITソリューション」「産業ITソリューション」「IT基盤サービス」の4つの事業を通じて、企業や行政の活動を支えており、グローバルに展開する強みを持ちます。
一方でKongは、オープンソースのAPIマネジメントプラットフォームとして、サービス接続性の最適化を目指しています。Kongのプラットフォームは、クラウドネイティブな環境でのスケーラビリティ、パフォーマンス、セキュリティを強化し、企業が効率的かつ迅速にデジタルインフラを構築できるようサポートします。このように開発者コミュニティからも高い支持を受けながら、柔軟性のあるAPIソリューションを提供しています。
今回の提携では、NRIの業務知識やシステム運用の経験をKongの先端的なAPIマネジメント技術と結びつけ、デジタルインフラの効率化を目指します。顧客企業にとっては、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の加速や、複雑化する市場環境における競争優位性の確立が可能になるでしょう。新たなビジネス機会の創出を通じて、次世代の経済成長に寄与することが期待されています。
NRIの執行役員である小田島潤氏は、「APIを用いたシステム連携の重要性が増しており、APIの管理やセキュリティ確保はDX推進には欠かせません。Kongの技術との融合により、お客様のDXをさらに加速できると確信しています」と述べています。
Kongの代表取締役社長である有泉大樹氏も、「NRIとの協業は我々の使命である『全ての企業をAPIファーストに』を実現するための鍵です。NRIの専門知識と顧客基盤を活かし、Kongの技術を駆使して日本企業のDXを促進していきます」と語っています。
この提携を通じて、KongとNRIは共に革新的なソリューションを目指し、次世代のIT基盤を支える共創を進めます。特に金融や産業分野においてデジタル化を進め、データ活用やDX基盤の構築を加速させることで、社会や産業界に大きな影響を与えることを目指します。
KongのBackdrop
Kongは、APIマネジメントプラットフォームの分野で高い評価を得ています。企業が『APIファースト』の企業となることを使命としており、APIの構築、運用、管理のライフサイクル全体を一貫して提供しています。これにより開発者の生産性を向上させ、高速かつ安全なサービスの提供を実現し、ビジネスのデジタル体験を向上させています。Kongは今後も多様なデジタル環境のニーズに応えるべく、革新を推進していくことでしょう。
詳細については、
Kongのウェブサイトや各種SNSをご覧ください。