人事部門の価値を再考する『Learning Design』の特集
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)が発行する人材開発専門誌『Learning Design』の最新号(2025年7-8月号)がWebで公開されました。この号では「今こそ考えたい人事部門の価値」という特集が組まれています。
人事部門の役割の変化
最近では多様な働き方、エンゲージメント、DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)など、人材に関するテーマが増加しています。これに伴い、人事部門が担うべき領域も広がりを見せています。特に今、社会では「人」に対する関心が高まっており、人事の仕事が以前にも増して注目されています。
では、現在の人事部門に求められているのは何なのか、また、人事担当者はどのようなマインドやスキルを身につけるべきなのか、識者にインタビューを行い、興味深い見解が得られました。
識者の視点
島田太郎氏(東芝代表取締役社長)
東芝の社長、島田太郎氏は2024年に発表される新中期経営計画「東芝再興計画」に向け、社員の重要性を強調しました。彼は「変化を恐れず挑戦する人材が求められる」と語っています。従業員の能力を最大限に活かすためには、企業が何を重視すべきかを深掘りするインタビューが展開されました。
栗山英樹氏(北海道日本ハムファイターズ)
立教大学の中原淳教授が、プロ指導者にインタビューする連載があり、今回は元侍ジャパン監督の栗山英樹氏が登場しました。彼の指導者としての哲学や、選手へのアプローチ、なぜ彼が多くの人から支持されているのかを探る内容となっています。
山﨑万里子氏(ユナイテッドアローズ)
ユナイテッドアローズのCHROである山﨑万里子氏は、入社22年目で人事部門に異動し、従来の認識を覆す体験談を語ります。彼女は「人事は粛清人事だと思っていた」と話し、その後の成長や自分の役割についての考えを示しました。このような生の声からは、実際の人事業務がどうなっているかが伺えます。
未来の人材育成を見据えて
『Learning Design』は1989年に創刊され、以来人と企業の成長を支える情報を提供してきました。最新の号では、人事部門の価値を再認識するための重要な視点が満載です。今後の人材育成や組織開発をどう進めていくのか、この特集が道標となることでしょう。
また、この号は「Learning Design Members」サイトにて公開されており、加入することでより多くの情報にアクセスできます。今こそ、人事部門の新しい価値を考える絶好の機会です。
会社概要
日本能率協会マネジメントセンターは、1942年に設立された日本能率協会から1991年に分社化された団体であり、人材育成を支援する業務と、出版事業を展開しています。JMAMは「成長に、寄り添う。」を理念とし、人々の成長を見守り、支援することを目指しています。
詳しくは公式サイトでご覧ください。
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