高校生が語る災害への思いを作文で表現!濱口梧陵国際作文コンテスト2024
濱口梧陵国際作文コンテスト2024のご案内
国土交通省は、2024年濱口梧陵国際作文コンテストの募集期間を延長することを発表しました。このコンテストは、津波・高潮への防災や減災に関する知識や考えを高校生が自由に表現できる機会を提供するものです。2024年の募集は、これまでの4月26日から8月15日まで延長され、国内外の高校生に参加を呼びかけています。
濱口梧陵国際賞について
濱口梧陵国際賞は、2016年に創設されたもので、多くの個人や団体が津波防災に関して優れた活動を行った際に表彰されます。この賞は、我が国の「津波防災の日」に由来し、国際的な津波・沿岸防災技術の啓発を目的としています。これまでに15名の個人、8団体が受賞しており、その表彰式に合わせて作文コンテストが実施されています。
応募対象とテーマ
このコンテストは、国内外の高校生が対象です。特に、外国に在籍する学生でも、日本の高等学校に相当する教育機関に在籍している場合は参加可能です。作文のテーマは、濱口梧陵のエピソードを基に、「考えたこと」「感じたこと」「体験したこと」「思うこと」を自分の言葉で自由に表現することが求められています。
応募は、日本語または英語で受け付けており、電子メールまたは郵送で提出することができます。入賞作品の発表は、2024年の10月を予定しており、国際津波・沿岸防災技術啓発事業組織委員会のウェブサイトで発表されます。
参加を促す理由
災害は私たちの生活に身近な問題であり、その理解と対策について考えを深める機会が求められています。このコンテストは、高校生が自身の思いを文章にすることで、自分自身や周囲の人々に災害防災の重要性を伝えるきっかけとなるでしょう。日本の災害史にも名を残す濱口梧陵の人柄や行動を学びながら、皆さんの独自の視点を文章で表現できることは、自己の成長につながります。
濱口梧陵の背景
濱口梧陵は、和歌山県広川町で生まれました。1854年に発生した大地震により、故郷は津波に襲われましたが、彼は稲むらに火をつけて村人を安全な場所へ導いたことで、その名を後世に残しました。被災者のための小屋建設や防波堤の築造にも関わり、彼の努力によって多くの命が救われたと言われています。その勇敢な行動は、今日でも防災の象徴として語り継がれています。今回の作文コンテストを通じて、梧陵の精神を学び、未来の災害への備えについて考える貴重な機会にしてほしいと思います。
詳細情報
コンテスト参加に関する詳細や応募方法については、国土交通省の公式ウェブサイト上でも情報提供されており、様式のダウンロードが可能です。関心のある方は、ぜひこの機会を利用して挑戦してみてください。お問い合わせは、国土交通省港湾局や防災課への直接のお電話も可能です。皆さまの熱意溢れる応募を心よりお待ちしています!