モデルナ・ジャパンが次世代コロナワクチンmRNA-1283の承認を申請
モデルナ・ジャパン、次世代コロナワクチンmRNA-1283の承認を申請
日本法人であるモデルナ・ジャパン株式会社が2023年6月20日、次世代の新型コロナワクチンmRNA-1283に関する製造販売承認の申請を厚生労働省に行ったことを発表しました。この申請は、複数国と地域で実施されたmRNA-1283-P301試験と、日本でのmRNA-1283-P301-Japan試験の有望な結果をもとに行われたものです。
mRNA-1283は、新型コロナウイルスSARS-CoV-2のスパイクタンパク質全長体ではなく、受容体結合部位(RBD)やN-末端部位(NTD)をコードするmRNAが封入された新しい形式のmRNAワクチンです。このワクチンは、従来のmRNA-1273(製品名:スパイクバックス®)と比較して、低用量でより高い免疫応答を引き起こすことが期待されています。さらに、安全性や反応原性のプロファイルも良好であるということです。実際、mRNA-1283は2023年6月5日に米国のFDAから「mNEXSPIKE®」として製造販売承認を受けています。
モデルナ・ジャパンは、日本の皆さんの健康を守ることを目指し、ワクチン接種の重要性を広める啓発活動や接種のアクセス向上に力を入れていくとのことです。これに伴い、未来の感染症対策としての役割も期待されています。
モデルナの革新的な取り組み
モデルナは、mRNA医薬品分野において先駆者的な存在であり、革新的な技術により医薬品の製造プロセスを根本から改革しています。特に、新型コロナウイルスのワクチン開発はその成果として広く認識されています。およそ10年にわたる研究の努力の結果、モデルナは前例のない速度と効率で医薬品を開発してきました。
mRNAプラットフォームは、感染症、免疫腫瘍学、希少疾病、自己免疫疾患など幅広い分野で新しい治療薬やワクチンの開発を可能にします。
モデルナの社員は独自の企業文化や価値観を共有し、多くの人々の健康に貢献するために協力し合っています。mRNA医薬品を通じて、社会に最大限のインパクトをもたらすスポットで活動し続けています。
まとめ
新型コロナウイルスの影響を受けた世界において、次世代のワクチンmRNA-1283が登場することは、我々にとって大きな希望です。モデルナ・ジャパンが新たなワクチンの承認を申請したことは、今後ワクチン接種の選択肢が広がり、より多くの方々が健康を維持できる手助けとなるでしょう。さらなる情報や最新の動向は、モデルナの公式サイトやSNSで確認できます。
会社情報
- 会社名
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Moderna, Inc.
- 住所
- 200 Technology Square CambridgeMassachusetts
- 電話番号
-
617-714-6500