江ノ島電鉄、三井化学が共同開発した新フィルムを導入
江ノ島電鉄株式会社と三井化学株式会社、株式会社丹青社の三社は、2024年8月31日より一部の車両を使用した新たな試験運行をスタートします。この試験運行は、日差しの眩しさを抑えつつ、車窓から見える景色をより鮮やかに演出する「ポジカ(R)くっきり(TM)フィルム」を施工するものです。景観が美しいこの地域の特性を生かしつつ、乗客に新たな体験を提供することを目的としています。
試験運行の概要
本試験運行では、江ノ電の500形電車の一部窓に新フィルムを施工します。乗客はフィルムを施した窓と元の窓の景色を見比べることができ、その違いを体験することができます。試験運行によって、日常の景色がどのように変わるのかを実証し、さらなる快適な旅行体験を提供することを目指しています。
試験運行は約1年間の予定で、運行スケジュールについては公式ウェブサイトでの確認が必要です。また、窓越しに見える景色の印象についてのアンケート調査も実施され、乗客の感想が集められます。
ポジカ(R)くっきり(TM)フィルムについて
ポジカフィルムは、三井化学が独自に開発した「くっきり(TM)色素」技術を基にしており、イエローライトを選択的にカットすることにより、空や海、緑などの色をより鮮やかに視覚化します。これにより、乗客は窓を通して見る世界を以前よりポジティブに捉えることができるようになります。
このフィルムのもう一つの特長は、紫外線を99%カットし、室内環境を守る機能も持ち合わせていることです。そのため、乗車中の快適さが向上するだけでなく、長時間の紫外線暴露からも保護されます。
試験運行とアンケートキャンペーン
試験運行に伴い、特定の期間にアンケートキャンペーンも実施されます。利用者が記入したアンケートに基づき、先着150名には、江ノ電の公式キャラクターである「えのんくん」をプリントした限定のハイチュウがプレゼントされる予定です。このキャンペーンは、2024年9月12日から11月11日までの期間で行われます。
アンケートへの参加は、試験車両内の広告から二次元バーコードを読み取る形で行います。参加者は結果に基づいて、特設グッズショップで賞品を受け取ることができます。
まとめ
江ノ島電鉄、三井化学、丹青社の三社による共同プロジェクトは、地域の特性を生かしつつ、新たな乗車体験を提供する試みです。新フィルムを使用した試験運行を通じて、どのような体験が待っているのか、楽しみにしている方も多いことでしょう。ぜひこの機会に新たな車内体験をお楽しみください。