伝説の鬼に出会える！福知山「大江山酒呑百鬼夜行」展が開催

大江山の鬼伝説と現代アートの融合

京都府福知山市は、鬼伝説が息づく場所として知られています。そのふもとに建つ「日本の鬼の交流博物館」では、国内外で活躍するクリエイター河野隼也さんのプロデュースによる秋季特別展「大江山酒呑百鬼夜行」が開催されます。この特別展は2025年の大阪・関西万博に連動した内容となっており、鬼文化の新たな魅力を発信します。

大江山酒呑百鬼夜行の背景

平安時代に大江山を支配したのは「鬼の王」とも称される酒呑童子。この伝説は日本の鬼文化に大きな影響を与えており、河野さんはその魔力を現代に再現します。万博では、大江山の伝説を生かした「百鬼夜行」が実施され、参加者が独自の鬼の面を制作し、鬼に扮する姿が観衆を沸かせました。
この壮大な行列は、多くの人々に特殊な体験を提供し、鬼たちの物語の世界に引き込むものでした。

特別展の詳細

「大江山酒呑百鬼夜行」展は2025年10月21日から12月7日まで、毎週月曜日を除いて開かれます。この展示では、河野さんが制作した「酒呑童子」を含む多様なアート作品や、万博の様子を写した写真、参加者が制作したオリジナル面、さらには河野さんが主宰する妖怪藝術団体「百妖箱」の作品も展示されます。これらの展示物は、来訪者に鬼文化の深さを伝えるものであり、鬼伝説のユニークな解釈が楽しめます。

入館情報

- 期間: 2025年10月21日(火)～12月7日(日)
- 開館時間: 午前9時～午後5時（最終入館は午後4時30分）
- 入館料: 大人330円、高校生220円、小中学生160円
- 公式サイト: 福知山市日本の鬼の交流博物館

鬼文化と地域活性化

福知山市では、今後も「鬼鬼万博」として鬼に関連した様々なイベントを企画しています。その中には、鬼をテーマにしたコスチュームイベントや、「福知山イル未来と2025」との連携した夜の催しも含まれています。大江山の鬼伝説を通じて地域の文化をさらに活性化していくこの取り組みは、観光客だけでなく地元の人々にも楽しみを提供します。