立教大学は、2024年7月27日(土)に、映画監督の黒沢清氏を招いた講演会を開催します。
今回の講演会では、黒沢氏が立教大学で学んだ経験や、自身で受け持っていた授業内容など、「大学で映画を教える=学ぶ」ことについて語ります。さらに、最新作『蛇の道』を中心に、公開を控える『Chime』『Cloud クラウド』や配信ドラマ、アーティストのMVなど、黒沢氏の近年の新たな試みについても詳しく解説されます。
講演会は、昨年7月に是枝裕和監督を迎えた講演会に続く第二弾として開催され、司会は黒沢監督と親交のある立教大学現代心理学部映像身体学科の篠崎誠教授が務めます。
講演会は第一部と第二部の2部構成で行われます。
第一部では、黒沢氏が立教大学で受講していた蓮實重彦氏の授業「映画表現論」から得た学びや、監督業の傍ら、映画美学校、東京藝術大学で教鞭をとっていた経験を踏まえ、大学で映画を教える(=学ぶ)ことについて語ります。
第二部では、オール・フランス・ロケを敢行した最新作『蛇の道』の成り立ち、フランス人スタッフ・キャストとのコミュニケーションについて、具体的なシーンに即して解説されます。また、公開を控える『Chime』『Cloud クラウド』についても触れられます。
黒沢清氏は、1955年生まれ。立教大学社会学部を卒業後、助監督を経て、1983年に『神田川淫乱戦争』で監督デビューを果たしました。1997年には、東京国際映画祭のコンペティション部門に『CURE』が選出され、役所広司が最優秀男優賞を受賞するなど、数々の作品で高い評価を得ています。2020年には『スパイの妻』で、ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞しました。2024年6月には、フランスの芸術文化勲章オフィシエを受章するなど、国際的に活躍する映画監督です。
今回の講演会は、映画ファン必見の内容となっています。ぜひこの機会に、黒沢清監督の映画に対する熱い思いに触れてみてください。
講演会概要
日時:2024年7月27日(土)
第一部:13:30~14:50
第二部:16:00~17:20
会場:立教大学池袋キャンパス タッカーホール
講師:黒沢 清氏(映画監督)
司会:篠崎 誠(立教大学現代心理学部映像身体学科教授)
取材をご希望の場合は、下記申込フォームにて受け付けております。
締め切り:7月25日
URL:https://s.rikkyo.ac.jp/0727form